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2005/01/28

金子みすゞの詩

八重洲のビルの一角で友人との待ち合わせをしました。時間より少し早くついたのであたりを見回していました。するとビルの一角に山口県の物産を紹介しているコーナーがあり、そこに金子みすゞの詩がありました。そういえばテレビの番組で見た記憶があります。その時は詩集を買って読むには至らなかったのですが、悲しい切ない思いをしながら見た記憶が蘇ってきます。テレビを見ていたときの自分、いまこのビルの一角に立ってこの詩を読んでいる自分、やっぱり自分が変わっているんです。「わたしと小鳥と鈴と」最後のフレーズが効いているように思います。詩の背景にしっかり自立した姿を感じます。「星とタンポポ」の詩にも目に見えないもに向けられた作者の視線があります。弱者のしなやかさというのでしょうか。
<わたしと小鳥と鈴と>
わたしが両手を広げても お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥はわたしのように 
 地べたを早くは走れない
わたしが体をゆすっても  きれいな音は出ないけれど あの鳴る鈴はわたしのように
 たくさんな歌は知らないよ
鈴と小鳥と それからわたし みんな違って みんないい
<星とタンポポ>
青いお空のそこ深く 海の小石のそのように 夜がくるまで沈んでる 
 昼のお星は目に見えぬ  見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ
散ってすがれたタンポポの  川原のすきにだぁまって 春のくるまで隠れてる 
 強いその根は目に見えぬ  見えぬけれどもあるんだよ  見えぬものでもあるんだよ
http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/misuzu0,.htm


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コメント

そうですね。情報の信頼度は送り手の信頼度、モノが充足した今日の日本では、商品、サービスの売り手の信頼度という見えないものが商品、サービスの信頼度です。商品、サービスを信頼という見えない包装紙で包んで提供することが大事ですね。社員の一挙手一投足も商品でありサービスですね。だから社員を大事にしたいですね。ブログも新しい販売手法といって紹介され始めていますが、売ることが目的で商品、サービスの提灯記事を書くようになると危険です。それも送り手と受けての信頼度なのでしょう。デジタル化もひとと人とのリレーションに収斂してくると信じましょう。

投稿: 懐中電灯 | 2005/01/29 11:41

『見えない物でもあるんだよ』おもしろいですね。人の感情、考えなどもみえないけれど自然といいますか影響しあっているような気がしますね。

投稿: 山本権兵衛に憧れて | 2005/01/29 07:54

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