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2005/04/19

大菩薩の不動明王

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2005年4月16日(土)~17日(日)に中里介山の小説、市川雷蔵の机龍之介で有名になった大菩薩峠に登りました。若い頃は土曜日の夜に会社から新宿駅へ駆けつけて夜行列車に乗り込んで登った山です。当時登山口は何台ものバスが吐き出す若者の熱気で溢れていました。夜空の星に逆らうように懐中電灯の灯が山肌を一筋の光の線となって続いていきます。今ではそんな熱気はなくなりましたが、反対に百名山ブームで乗用車で林道を走り抜け、足早に眺望のない頂上のみを往復する人々も多くなり、自然を楽しむ山歩きすら目的と目標の違いを取り違えてしまう愚かさにあきれてしまいます。大菩薩嶺(標高2056メートル)の北西の肩の位置に丸川峠があり、丸川荘http://www5.ocn.ne.jp/~touge17/がひっそりと建っています。冷えた身体にココアをすすりながらひとしきり、小屋のご主人只木貞吉さんに仏様の話をうかがいました。写真はご主人只木貞吉さんの作品です。不動明王の憤怒の形相の中に愛くるしさを秘めたお顔に魅せられて写真を撮らせていただきました。

pict0022 不動明王の隣に悲母観音というのでしょうか、子供を導く観音様がいます。聖母マリアとキリストのようです。仏像は彫るひとの顔に似ると聞いたことがあります。とするとどの仏像にも秘めたこの愛くるしさはきっとご主人のお顔をうつしているのでしょう。
 今日の宿は大菩薩嶺を越えて東南に下った大菩薩峠に建つ介山荘です。ここは立地と名称に恵まれ土産物の店も出店する賑わいの山小屋です。得てして立地に恵まれた山小屋はサービスは期待できないのですが、翌朝の縦走のために泊まることにしました。ところがそれは先入観に過ぎませんでした。夕食のメンチカツカレーのメンチは少々小振りですが揚げたてで、少なめに盛りつけたカレーライスは、若い経営者自ら何度もお代わりを勧める丁重さ、その上デザートにはおざなりではないしっかりしたフルーツと白ワインがでてきました。炬燵を囲むベテランの登山客と顔を見合わせて感心していました。きっとこの方たちのリピートは間違いないことでしょう。僕は心情的に今度は丸川荘に泊まってじっくりご主人の仏像を刻む心境を拝聴したいと思っています。

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コメント

個人、家族、会社、顧客この四つのKの中心に個人(自分)がいるということです。個人(自分)が大切だから家族を大切に、家族が大切だから会社を大切に、会社が大切だから、顧客を大切にと、回すことができれば、自分も誰かの顧客ですから、他人からも大切にしてもらえるという好循環を維持できますね。あとは信じることでしょう。

投稿: 懐中電灯 | 2005/04/22 08:50

時代の流れが早く誰もが目標に誰より早く到達したい気持ちが走り過ぎて大切な物を忘れてしまっているのですね。私の目標は利益を沢山だし会社を永続する事です。目的は個人、会社の成長です。そこに好きから入った仕事をすることが幸福だと、いう事に繋がるのでしょうね。

投稿: 雑草 | 2005/04/19 08:01

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