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2005/09/25

ダイエーとジャイアンツの類似

ジャイアンツがセ・リーグ最下位広島の一つ上、第五位と低迷しています。野球の成績だけでなく、テレビの視聴率の低落が止まりません。10%をやっと維持している程度、最盛期の1/3ですから、小売業だったらとっくに倒産しているほどの凋落ぶりです。僕はずうっとアンチ巨人、新聞の朝刊をみて「巨人敗戦」の報をみて喜ぶ程度です。友人の巨人フアンに言わせるとそれも巨人フアンの一形態と揶揄されたものです。巨人の経営は常に「勝つこと」を目的としてきました。巨人フアンも巨人が勝って当たり前、勝たないと不満なのです。

もちろん勝つに越したことはありませんが、スポーツにとって勝つことは目標(手段)であって目的ではありません。巨人の経営陣もフアンも産業社会の価値観にどっぷり浸かってきたのではないでしょうか。そういえば僕も最近は新聞のスポーツ欄を見なくなっています。やはり巨人フアンだったのですね。常勝巨人で作ったフアンは、勝たない巨人には興味がないのです。阪神フアンなら勝てば勝ったと喜び、負けても一緒に悔しがりいつもフアンです。フアンは阪神地域集中して熱狂的ですが、巨人は全国区でばらばらですからまとめようがありません。「勝つこと」は目標だと分かった上で経営していれば、目標(手段)は変えればいいのですが、変えられなかったのは手段が目的化してしまっているからです。
 「巨人落つ」創業者中内功が亡くなりました。お悔やみ申し上げます。果たしてダイエーは再生できるのでしょうか?1960年~70年代のダイエーは「価格破壊」を掲げて主婦の支持を得、大量生産、大量販売の産業社会をリードしてきました。しかし「お客様の満足」の中心が「低価格」だったのは70年代までです。「低価格」はお店にとって、目標(手段)にすぎません。目的は「お客様の満足」です。ダイエーとジャイアンツの凋落は産業社会終焉の最終章です。

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コメント

その通りです。今がいいことと未来がいいことはしばしば違っています。そこで経営計画が必要なのです。それも3~5年の中期計画が必要です。未来を想像する習慣がつきます。
ただ現在を未来に延長するのではなく、近未来がどのように変化していくのか、自分で想像することです。想像した未来に対して行動を起こし、想像通りにならなかったらまた修正をしていくことです。僕が経営計画を目標必達型ではなくて、カーナビ型の計画をお奨めするのはそのためです。目標必達型では会社が硬くなってしまいます。柳生石舟斎「無刀取り」のようにありたいですね。
ドラッカーは「未来のおいて確実なことは、未来が不確実ということだけだ」といっています。ひとはみなその不確実な未来をより良く過ごしたいと願っているのです。

投稿: 懐中電灯 | 2005/09/26 10:38

お客様の望む所を感じれなかったのかな?と思います。私も仕事をしながら、今お客様は何を求めてらっしゃるのか解らない時がしばしばあります。今うまくいってるからこのままでいいんだと、思っているといつのまにか取り残されているかも知れませんね。

投稿: 雑草 | 2005/09/26 07:55

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