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2005/11/13

紙切れ(不換紙幣)の暴力

16年間アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の議長の座にあったグリーンスパンがこの2月に退任します。1987年レーガン大統領の指名(?)から歴代四代の大統領に信任(?)を受け、金融界ではその絶妙な舵取りで神様と呼ばれてきました。そのFRBとはなんでしょう。アメリカの日銀です。日銀は中央銀行と呼ばれ銀行券(不換紙幣)を発行する権利を持ち、国内の銀行の元締めでもあります。なぜかアメリカでは巧妙に中央銀行という言葉を避け連邦準備制度(FRS)と呼ばれ日銀同様ドルという銀行券(不換紙幣)を印刷し世界にばら撒いています。

政府の金融機関だと思っている日銀が株式会社のように法人格を持った独立した会社で出資証券という擬似株式を発行ジャスダックで取引されていることを日本人の多くも知らないようです。日本はまだ過半数を政府が持つように定めていますが、FRSはまったくの私企業なのです。それも英米の極一部の金融資本が出資者なのです。十月末に出版されたG・エドワード・グリフィン著「マネーを生み出す怪物」はそのFRSの誕生秘話から解き明かしています。日本人の多くは謀略説を嫌いますが、1929年の大恐慌が起こる十余年ほど前ウッドロー・ウィルソン大統領の元でしかも政府の影響力の及ばない仕組みで制度化されました。
 日本のバブル、その後始末としての不良債権処理、民事再生という名の銀行救済の仕組みに疑問を抱いてきました。この本ですっかり疑問が解けます。なんだそうだったのか、はじめから意図して庶民を騙しつつ合目的に行動してきたことが分かります。破綻した企業を救うという名目で血税を投入して銀行を救うことが目的だったのです。その血税はとりあえず国債です。にわかに770兆円の国債の問題が大きくなり、1,000兆円ともいわれる国、地方公共団体の借金のつけを次代に送るなと喧伝し福祉目的税といって、消費税15%を喧伝しています。医療費公的負担を減らす算段も同じです。税金とインフレで庶民から収奪する仕組みが不換紙幣です。
1929年の大恐慌も意図的にFRSが乱発したドルに起因するとすれば、現在のアメリカの対外問題の膨大な貿易赤字、それを補填する膨大な米国債も一対ですし、国内問題の米国民のローン体質も麻薬と同じです。英、日が中国大陸で阿片をメディアとしてと収奪したように「IN-GOD-WE-TRUST」と印刷した紙切れをメディアに庶民から収奪するシステムの一部です。IMFも世界銀行の仕組みもFRSの仕組みの中に日本をはじめ加盟各国の庶民を組み込む仕組みの一部なのです。日本はすでにFRSの仕組みの下部にしっかり組み込まれてしまったようです。現在の日本の状況に「どうして?」と疑問を抱いている方、謀略説は嫌いという方も是非ご一読をお奨めします。

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コメント

とても悔しいです。知らず知らずのうちに躍らされているんですね。

投稿: 雑草 | 2005/11/13 11:05

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