« 薬師岳から槍ヶ岳へ(6) | トップページ | 紙切れ(不換紙幣)の暴力 »

2005/11/12

郵政改革の本音が見えた?

今朝の朝刊一面は驚きです。小泉・竹中改革の本音を垣間見せた瞬間です。三井住友FGの元頭取、西川善文氏が民営化後の社長になるという記事です。豪腕西川善文氏は財閥にまたがる住友BKと三井BKを合併させ、ゴールドマンサンクスに破格な条件で株式を提供し、筆頭株主に導いた方です。

このとき西川氏が国の資金を入れず、独立を守るためと言い募って、ゴールドマンへ差し出した条件は、4.5%の高配当、ゴールドマンが欧米でで融資する2500億円の貸し出しの保証をする、さらにこの好条件の優先株をほとぼりが醒めたらそのときの株価のまま、普通株に転換することができるのです。そのときゴールドマンが三井住友FGの筆頭株主となります。もし欧米の貸し出しが焦げ付いたら、その穴埋めは三井住友銀行が負うのではないのです。すでに不良債権処理に投入された血税です。国民の生命線の金融を外資に譲り渡した方を民営化郵政公社のトップに据えたという事実と符合すると、あのとき金融庁が大反対したことも、昨年三菱とリソナを取り合ったのも、すでに出来レースだったようです。
 まさに小泉・竹中改革本音を垣間見せた瞬間です。以前もこのブログに郵政民営化は郵便事業ではなく金融部門を縮小することが大事だと書きましたが、郵政公社の庶民の預金に大穴が空いていることを隠したまま、処理するために西川善文氏をトップに据えたのでしょう。アメリカ資本が日本の庶民財布の中に手を突っ込む、先触れの人事でしょう。紙切れ(不換紙幣)の仕組みを手にした金融資本はすでに国家の枠を超え、庶民からささやかな蓄えを収奪していきます。すでに銀行、生保、損保、自動車等々日本の基幹産業に外資が続々と入っていますが、そのカネは日本が輸出超過のドルを凍結するために米国債を買ったものが原資となって戻ってきたものです。日本のニューオーリンズはどこになるのでしょうね。我々夫婦もそろそろ一足先にニューオリンズへ移住を考えるときが来ているようです。老中には冥土がありますが、次世代の若者はどこへいけばいいのでしょう。

|

« 薬師岳から槍ヶ岳へ(6) | トップページ | 紙切れ(不換紙幣)の暴力 »

コメント

怖い事が着々と進んでいるんですね。国は何処を見て政治をしてるのでしょうか?政治とは、なんなのでしょうか?

投稿: 雑草 | 2005/11/13 10:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50017/7054685

この記事へのトラックバック一覧です: 郵政改革の本音が見えた?:

« 薬師岳から槍ヶ岳へ(6) | トップページ | 紙切れ(不換紙幣)の暴力 »