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2006/02/27

社員の「視座」を引き上げよ!

今日(2月27日(月))の日経新聞の経済教室に「経営理念の浸透に率先」という産業再生機構の小城武彦氏の論文が掲載されています。「日本的経営の強さと弱さは表裏一体でそれは経営理念の浸透いかんに係わっている」というの論調です。日頃産業再生機構と聞いただけで、眉唾で身構える庶民派の僕ですが、先入観を捨てて謙虚に拝読した秀作です。

経営トップが「青臭く」愚直に経営理念の浸透を図り、「『社員の視座を引き上げる』ことが日本的経営の強みを生かす唯一の方法だ。日本的経営の強みのひとつは中間管理層への権限委譲にあるので、経営トップが自ら経営理念を青臭く、社員に語りかけ、愚直に実践しないと社員は本気にならない」と語っています。経営トップの役割とはなにかを再確認する好適な論文です。モノの豊かさを手に入れ、知識高度化社会へ移行した現在、企業の舵取りには、大企業のみならず中小零細企業においても、「こころざし」を高く掲げて歩む、心意気が必要に思えます。
 昨秋一人で夜の山道を歩きましたが、昔の懐中電灯は自ら照らす位置を使い分ける必要がありました。今は額につけたカンテラは光が自ずから分岐して、常に足下だけでなく少し先のニ方向を照らしてくれていました。足下は社員に任せ、経営者は経営理念の松明を掲げて己を導き、社員を導いていく必要があるとこの論文は説いています。といっても中小零細企業では、相変わらず昔の懐中電灯を使う以外に方法はありませんね。

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コメント

柱時計さんコメントありがとうございます。「なぜ・・」と問いを発することが大事ですね。子供の頃はしきりに発した「なぜ・・・」「どうして・・・」が大人になると、「青い」と一蹴されてしまいます。なぜは「Why」で人間である所以ですね。

投稿: 懐中電灯 | 2006/03/03 00:00

小城さんの記事は目にとまり、ジックリ読ませていただきました。その日は自治体職員の管理者研修があり、記事の中の「なぜ我々は人生の貴重な時間を会社で費やしているのか、この会社が社会に存在する意味は何か、我々はそのために何をすべきか」という言葉を紹介しました。今一度本質に戻って考えることが大切ですね。

投稿: 柱時計 | 2006/03/02 11:31

若いのですからこれからです。日々の想いを言葉にしてみてください。むしろ日々の経営の中で商品・サービスを作りながら、その過程で理念を作っていくという側面もあります。目的と手段これもメビウスの輪です。

投稿: 懐中電灯 | 2006/02/28 09:06

昨日の日経読んでなかったので早速読みます。「経営理念の浸透」ウチ恥ずかしながら「経営理念」が無いんです。
お世話になった研修会で作ったのですが、まだ会社に落とし込むまで出来てません

投稿: 雑草 | 2006/02/28 07:51

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