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2006/04/24

大原の里-三千院

      <三千院の無邪気な緑童>
Pict1162_1 4月16日45年振り、高校生の修学旅行以来の大原の里を散策しました。「京都、大原、三千院・・・」と歌に歌われた洛北の名所です。45年前は我々のような修学旅行生が大勢訪れる大原は静かな山里でしたが、今では女性に人気の観光スポットになっています。
 三千院の境内に往生極楽院という小さなお堂があり阿弥陀三尊像が安置されています。脇持の勢至観音両菩薩は大和座りをしていて、今まさに立ち上がり眼下の衆生を救わんという風情です。45年前夕暮れのほの暗いお堂の中で「正座をした珍しい観音様だ!」と禁を破ってこっそりシャターを切ったことを思い出して思わず苦笑いです。

頬杖の
緑童 雨を足裏に受け
緑衣の命 潤している

初孫の笑みを重ねて
緑童の苔を纏いし
微笑ありがたし     -雛鳳-

                                   <緑の絨毯に戯れる童達>
Pict1158_2  いつの頃配置されたのだろうか、きっと女性の観光客向けに設えたに違いないのだが、雨上がりの庭にすっかり苔むして、微笑をたたえた童地蔵が安置されています。格好な被写体なので、若い女性は次々と携帯電話のシャッターを切っていました。地蔵様はとても和やかな微笑をたたえてカメラに向かって両手を合わせてくれています。
Pict1160

大原の里にはもうひとつ寂光院があります。壇ノ浦の海に沈んだ安徳帝の母、平清盛の娘徳子は壇ノ浦の海から助けられ、寂光院に隠棲して平家一門の鎮魂の余生を送りました。その寂光院は残念なことに本尊の地蔵菩薩を安置したお堂は2000年に火災で焼失してしまいました。再建されたお堂と地蔵菩薩は、真新しいだけにそこはかとなく痛々しい風情でした。三千院から2Kmほど離れているせいか、火災のためか、ここまで足を伸ばすひとも心なし減っているようです。三千院は桜の名所でもあります。染井吉野が盛りを迎えていて、八重桜がゴールデンウィークの出番を待っているようです。Pict1165

大原に
声明の響き 聞こえ来て
春田のかわず 千年の今も 

千年の 
時の流れに抗えず
平家の無念も煙の中に  -雛鳳- 

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コメント

苔がびっしり付くほど大切にされているんですね。現在まで色々な場面を見てきたんでしょうね。

投稿: 雑草 | 2006/04/25 08:53

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