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2006/05/05

残雪の上高地(1)大正池から

<大正池の穂高連峰>
060429pict1190_2 GWの初日新宿発の夜行バスで上高地へ向かいました。4月29日早朝5:50分釜トンネルを抜けると眼前に大正池が広がっています。GW一番乗り、今年は異常に残雪が多く池畔は人影もまばらで、池面に映る残雪の穂高連峰に思わずため息です。学生時代にこの壮大なパノラマの洗礼を受け、そのまま穂高山頂に立ったのが山歩きの始まりです。以来厳冬期を除き何度となく訪れていますが、今回ほど美しい光景ははじめてです。
 振り返ると北アルプス唯一の活火山焼岳も微かに噴煙を上げています。昔はこの山に登るひとは少なかったのですが、近年深田久弥の百名山ブームで登るひとが多くなっています。僕たちは見るたびに「年を取って穂高に登れなくなったら登ろう」と残しておいた山のひとつです。もうしばらく残しておくことにします。

                                   <大正池の焼岳>                              060429pict1187_1                    
 上高地は昭和30年代に新素材として注目された登山用のナイロンザイルが切れた遭難事故を題材に井上靖が小説「氷壁」に描きました。井上靖フアンとしては、小説としては駄作だったと思う作品ですが、映画化されそのファーストシーンがこの大正池に映った穂高連峰だったのです。日本にもこんな美しいところがあったのかと大人気になり、登山ブーム起こした発祥の地でもあります。
 我々老中や団塊の世代の、青春のエネルギーの発散の場でもありました。最近NHKで「氷壁」がドラマ化されましたが、さすがに今日の穂高では雪山の遭難というテーマにはイメージが湧かないのか、残念なことにヒマラヤのK2に舞台を移してしまいました。                                                                                     

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コメント

ここ一週間に雪崩のニュースが何度か流れました。先生は大丈夫と思いますがお気をつけて下さい。綺麗な景色ですね

投稿: 雑草 | 2006/05/05 08:02

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