« 熟年離婚?対策におすすめ | トップページ | スカイプで家族のコミュニケーション »

2006/07/19

格差を縮める努力を(3)

 所得税の累進税率はいつの間にか、上限が70%から37%まで下げられています。法人税も下がっています。累進税率を上げると努力したものが報われないといいます。累進税率を上げると高額所得者は村上ファンド事件の村上氏のように、
「シンガポールへ逃げ出してしまう」
法人税を上げると

「利益が出せる企業は海外へ逃げ出してしまう」と脅します。

ここでこの議論が止まってしまって、税率を下げ、国内で日本の若者を低賃金で使う仕組みを作ってしまったのです。

 だからこの議論に脅かされて、ここで怯んではいけないのです。税金が高いからといって日本の高額所得者が海外へ逃げ出して、海外で国内で仕事をするときと同じように稼げるなら、遠慮なく海外で稼いでもらえばいいのです。企業も日本の税金が高いから海外へ本社を移して経営できるのなら、それはそれでいいのではないでしょうか?
 日本という恵まれたインフラの中で稼げていることを忘れています。自分が勝ち組と思っている方に多いのがこのタイプの方です。うまくいっているのはすべて自分の力だ、うまくいかないのは自分の努力が足りないからだというのです。そういう日本人の中でも才能溢れる方々がそれほどの自己中心な方々ばかりなら、どうせ格差は広がるばかりで、住みにくくなるだけです。日本経済が才能溢れる方が活躍してすみにくくなるのも日本経済が衰退して住みにくくなるのも結果が同じでなら、弱者(敗者ではない)にとってはどっちでもいいのです。
 上流がいなくなれば相対的に下流は、下流でなくなるわけですから心配するほどのことはありません。格差は相対的なもので、日本の下流が絶対的窮乏の水準にあるわけではないのですから、人口減小を前向きに捉えて、過去の蓄積を食い潰しながら暮らしていくほうが、こころの平和を楽しめます。その代わり日本に戻りたいと言い出したら、過去のインフラ維持管理費として、しっかり再入国料を徴収することにしましょう。
 タイやマレーシアでも一定額以上のお金を持ち込めば、20万円程度の年金で暮らせるようですから、老中が逃げ出すのは円高の今がチャンスかも知れません。上流も出て行き、老中も出て行けば、後に残るのは若者ばかり、若者の潜在的エネルギーとこの日本の風土が残ったらきっと潜在エネルギーが顕在化して極楽が現出するのではないでしょうか。

|

« 熟年離婚?対策におすすめ | トップページ | スカイプで家族のコミュニケーション »

コメント

太平洋戦争に敗れたとき人口8千万人、50年かけて12千万人、2050年に8千万人ですから、50年掛けて増えた分が戻るだけだと思えばいいのではないでしょうか。
ヨーロッパの中世はペストや戦争で人口は半分になったといわれています。現代の価値観で暗黒の時代と命名されていますが、暗いことばかりではなかったようです。人口が減れば一人当たりの資本財(農地)は2倍になりますから経済的には楽になります。ミクロの個人としては悲しい出来事ですが、マクロの話としては悪いことばかりではなかったのです。日本の現在もミクロ、マクロそして己自身にとって、家族にとってと個別具体的に考えれば未来は明るくなりますね。

投稿: 懐中電灯 | 2006/07/19 22:00

今のままの出生率で行けば50年後には5000万人前後の人口になるとか。
超高齢化社会になるのではと心配していたのですが、懐中電灯さんの仰るとおりであれば、人口はもっと少なくて3000万人くらいか。
起業精神旺盛な若者が沢山いて、敗者には復活の道が残され、弱者にも社会保障の手厚い優しい日本になっているのでしょうね。これなら息子にも安心して未来を託せます。

投稿: 坂道登 | 2006/07/19 20:29

弱者は権力に期待してはいけないのです。権力を使うのは勝者です。弱者が権力者に期待すると、食い物にされてしまいます。戦前の満州棄民、最近ではドミニカ共和国へ移民した人々も棄民されたのですからね。
 雑草さんは若さという力(時間を味方に)若さという柔軟性を使って、弱者のしなやかさで逞しく生きてください。可能性は大きいのです。

投稿: 懐中電灯 | 2006/07/19 18:36

そんなに金持ちは優遇されてるんですね。弱者の私は、政府に対して影響を及ぼすこともできず言われるがままに税金を払い、海外に逃げることもできず。
現状のラットレースから抜け出さないといけませんね。

投稿: 雑草 | 2006/07/19 14:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50017/10913511

この記事へのトラックバック一覧です: 格差を縮める努力を(3):

« 熟年離婚?対策におすすめ | トップページ | スカイプで家族のコミュニケーション »