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2006/08/31

爆笑問題の「憲法九条問題」

日曜日の夜のテレビ番組で阿川佐和子と語る爆笑問題の発言に普通のコメディアンとは違ったものを感じていました。昨日店頭で中沢新一と太田光が対談した集英社新書「憲法九条を世界遺産に」を見つけたので、手にして帰宅途中の電車の中で読みました。通勤時間が長いメリットは読書ができることです。(負け惜しみ?)
 安部新政権の公約の第一が「憲法改正」ですから、後世に「なぜあの時」と後悔しないためにも、「賛成!」「反対!」の前に、新書の中でもごく薄い部類に入るこの本、是非読んでおきたい一冊です。
 

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2006/08/28

フラット化する世界(2)

 もし著者から自分に「世界はフラットを感じた出来事は?」と問いかけられたとしたら、きっと「2002年に家内とアンコールワットを観光した時の光景です」と答えたでしょう。同じホテルに五日間滞在してアンコールワット周辺をじっくり見て回ったので、遺跡だけではなく、町の様子もじっくり見ることができました。国民の1/3を虐殺したといわれるポルポト政権が倒れ、政権が安定して9年ほど経ち、ようやくアンコールワットの観光開発が始まったころでした。遺跡を回ると子供達が、土産物を持って観光客の周りに寄ってきます。日本人と分かっていても「百円」「百円」とはいいません。「ワンダラー」「ワンダラー」といいます。遺跡の中の、登りの急な階段の前で、熱心に緩やかな階段のあるところを教えてくれます。英語が苦手な僕も片言の英語で「ドルを手にしたら何をしたいのか?」と聞くと「英語を習う」といいます。町の中にも私設の英会話教室、日本語教室があります。インターネットカフェもありました。英会話を覚えると、町のみやげ物やで働けるのだそうです。ただ生活のために観光客にたかっているという光景ではなくて、明るい上昇志向を感じて、若い頃の日本の若者の上昇志向と重なるものを感じました。 

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2006/08/26

フラット化する世界(1)

<乱読のすすめ>
書  名   フラット化する世界(上・下)
著  者   トーマス・フリードマン
出版社      日本経済新聞社
 21世紀は格差の時代です。だからこそ、当ブログでも再三取り上げてきました。政治や経済を導くエリートの方々には、その格差を縮める努力をお願いしたいのですが、小泉、竹中コンビは、構造改革の美名の下にその流れに棹をさしてきました。次期政権を担うであろう安倍晋三も「再チャレンジできる社会」などと頓珍漢なスローガンを掲げています。
 さてなぜ格差の拡大が必然なのか、対応策はあるのか、老中にとっては、格差社会に生きる次代に、なにを伝えたらいいのか、若者は格差の時代を乗り切るにはどんな心構えで生きればいいのか、政治家や官僚は何をすればいいのか。

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2006/08/20

南ア北岳から塩見岳を歩く(4)山小屋のトイレ

<塩見岳山頂のチシマギキョウとタカネツメクサ>
20060811pict0137 山小屋泊まりでは混雑は覚悟の上ですが、覚悟していながら辛いのがトイレです。家のトイレがウオッシュレットで快適になり、山小屋も昔に比べれば改善されていますがやっぱり辛いのです。山小屋の経営者としては自然環境保護のこともあり対策には苦慮しているようです。居酒屋やレストラント同様に、人気の山小屋ほどトイレにも気を使っています。初日の山小屋は多額の設備投資をして、バイオ処理のトイレにしていましたが、標高の高い山では気温が低くて微生物の働きが弱く、十分機能していないようです。

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2006/08/18

南ア北岳から塩見岳を歩く(3)山小屋の顧客満足

     <塩見岳へ最後の急登>
20060811pict0122二日目に泊まる小屋はずの熊の平小屋をすっとばして塩見小屋に辿りつきました。塩見小屋はガイドブックには、山小屋には珍しく「要予約」と書いてあります。
 山小屋は元来いつでも予約なしで泊める原則がありますから、何とか泊めてくれるだろうと思いつつ、昔の常識が通用しないのが最近の風潮だからどうだろう?などと心を揺らせながら重い足を運んできたのです。
 もちろん一人分食事も作ってくれて無事泊まることもできました。

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2006/08/17

南ア北岳から塩見岳を歩く(2)樹林帯に蝶が舞う

     <北岳から望む甲斐駒ケ岳>
20060810pict0038 北岳山頂からの甲斐駒ケ岳は、ヨーロッパアルプスの山を想起させるスケールの大きな山です。花崗岩の山は真夏にも冠雪しているのかと見紛うほど白い姿で聳えています。昔はアプローチが長くて、熟達者でなければ登れない山でしたが、林道の延伸で、誰でも登れる山になりました。

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2006/08/14

南ア北岳から塩見岳を歩く(1)ご来光

   <間ノ岳からご来光を仰ぐ>
2006o811pict0055 2006年8月9日台風一過、いそいそと新宿発最終23:54に乗り甲府へ。駅前の吉野家店頭から流れ出るバックグラウンドミュージックを聞きながらバス停のベンチでまどろむこと一時間半、ローソンで朝のおにぎりを仕込んで04:00のバス乗って一路南アルプス市広河原へ向かいました。南アルプスは山の奥の奥、どうしてここまで市と呼ばなければいけないのか、誰が望んでいるのか不思議な思いがします。32年前泊まった山上の「村営北岳小屋」も今では「市営北岳山荘」です。僕の左脳にはたった一晩で「村営・・・」が刷り込まれてしまっています。

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2006/08/10

格差と貧困と

繰り返し格差の問題を取り上げていますが、格差の話にも混乱があるように思います。格差を是認している、自分がいわゆる勝ち組にいると思っている方々は、日本の負け組は負け組でも発展途上国の格差とは違って、絶対的貧困ではないと思っているようです。
 テレビに映し出されるフィリピンのマニラのスモーキーマウンティンでゴミを収集している子供の姿と比較して、日本に格差が広がって、努力しない奴が負け組になってもこれは貧困問題ではないと思っているのです。

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2006/08/07

エンデの遺言が矢祭町に

福島県矢祭町は国が進める市町村合併に背を向け、「合併しない宣言」をして町の歳出削減を徹底し地域再生のモデルになっている町です。
 2006年8月5日の朝日新聞朝刊の記事が矢祭町の取り組みの一つを取り上げていました。地元の商店で買い物をするとスタンプ券がもらえるのです。これ自体は最近どこでも見られることですが、そのスタンプ券の使い道です。

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