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2006/12/16

JTのガラハー買収と企業理念は矛盾しない?

JTがイギリスの大手たばこ会社ガラハーをニ兆ニ千億円で買収すると発表しました。企業理念に「企業活動と環境との調和」を謳っている会社が、さらにたばこ事業を拡大するというのです。
 販売する企業も喫煙者も、紫煙が周囲のひとに悪影響を与えていることを考えて欲しいのです。地球環境というほどマクロな次元ではないと思っているかもしれませんが、これも環境には違いありません。
 

 たばこの健康への悪影響も疑われている今日、企業理念には、たばこ業を段階的に縮小していくことが掲げられていると思っていましたが、東ヨーロッパやロシア人なら健康をお金に換えてもいいというのでしょうか?売却して換金するイギリスの株主のほうが賢いということのようです。ババとわかっていながらババを引くとは、経営戦略としては奇策ではあります。
 大英帝国に遅れに遅れた、流行遅れの帝国主義と同じように、将来世界からJTが排斥されなければいいのですが。
 21世紀は理念先行の時代、折角ニ兆円投じるのなら企業理念に適った事業を育てたほうがいいと思うのは凡人の浅知恵ゆえでしょうか。ニ兆円の源泉はどこからもたらされるものなのか?

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コメント

コメントありがとうございます
<会長さん>
僕は習慣として喫煙したことがないので、理解できないのですが、駅の構内や混雑した歩道で、歩きながら喫煙している人の後ろを歩くときにはイライラしてしまいます。タバコの火がこちらに当たりそうになっているのに、平気で大手を振って歩いています。前に回って後ろを振り向くのですが、一向に気づいてくれません。困ったものです。
<アントニオさん>
筒井康隆の小説でしたか。僕はテレビドラマをみました。ヘビースモーカーの作家が、「殺すな」「気取りにしろ」と箱根の山中へ山狩りで追い込まれ捕まってしまいます。最後は、博物館に「最後の喫煙者」と題してはく製にされ展示されてしまうドラマでした。筒井康隆の小説を脚本にしたものだったのですね。

投稿: 懐中電灯 | 2006/12/21 13:38

タバコは値を2倍にしてもいいんじゃないでしょうか?
吸いたい人はお金出しても吸うだろうし、
それによって懐中電灯さんの言うように医療費補助に役立てるのが
ベターだと思いますよ。
二十歳に満たない子が吸う、子供を産む女性が吸う、小さい子供が
いるのにかまわずタバコを吸う親、、、など見ていると
とても悲しくて情けなくなります。

投稿: 会長 | 2006/12/19 22:52

会社が巨大過ぎて変われないということでしょうか?
会社を運営してる人達も本当は先生のご指摘が解っているけど、今はタバコの他に打つ手が思い浮かばないのかな?などとも考えてしまいます。

投稿: 雑草 | 2006/12/17 12:00

コメントありがとうございます
<三代目さん>
東ヨーロッパやロシアはまだまだ需要は伸びているようです。儲かればいいという発想だからやってしまうのでしょうね。中国大陸、東南アジアに引き込まれていったかっての戦争を想い出します。アメリカでも巨額の損害賠償裁判が起きているのにです。
<アントニオさん>
 JTの新商品連発は、理由があって新商品発売から一年だけマス広告が許されているのだそうです。いずれにしろ社会的意義を失った商品をさらに全世界に拡大していくと、後々日本人全体が非難されるのです。
 タバコ一本100円位税金を取って医療費補助に投入するといいですね。
 

投稿: 懐中電灯 | 2006/12/17 10:09

Jtさんですね。当社も昔からタバコの販売をしています。
たばこもほどほどの加減、最低限のマネーをもっていれば問題ないと思います。以前筒井康隆の小説で最後の愛煙家という物語がありました。
あれはおもしろかった。最後の愛煙家となった主人公が天守閣に登りスッーパー、スッーパーやり、最後に大衆に殺される筒井世界のアイロニーでした。

さて、JTさんですが、あの販売はひどいですよ。吸う人が減少すれば商品は売れなくなります。そこで考えた戦略が商品の数を増やすこと。
ひどいもんです。マイルドセブンだけでマイルド1やら8やらなんやらで何種類もある。キャスターそう、セブンスター皆そうです。
宣伝もバンバンやるから、店側も置かなければならなくなる。
種類が多い分在庫を置かなければならないし、まあ、いずれタバコの
販売はやめようかなと思っています。

企業理念と実際の企業活動のギャップはあまりにも大きいと思います。
所詮会社なんてそんなものとたかをくくっています。
僕はりっぱすぎる企業理念を見るとちょっと恥ずかしいです。

投稿: アントニオ | 2006/12/16 15:25

 「タバコ」に関しては、今後、需要は減るでしょうね。健康への悪影響は愛煙家も解っている筈です。
 当店では、対面販売を止めました。「何でもあり商売」の時代ではありませんし、何より、米屋である自分が「不健康」「病気の素」を紹介することにギャップを感じます。
 そう考えると「タバコ」に2兆円と言うことは、自分には不思議に感じます。

投稿: 三代目 | 2006/12/16 12:58

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