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2007/02/13

早春の鎌倉(4)長寿寺から鶴岡八幡宮

       <長寿寺門前の石仏>
20070130pict0047  浄智寺を後に、鎌倉街道を横切る横須賀線の踏切を渡り、しばらく歩くと右手に道から直接上がる石段があります。萱葺きの門から中の庭を覗くだけで、拝観はできませんが、門の左手に石仏があります。
 隣の円応寺で閻魔大王を拝んで、安直に罪を流したつもりになっています。しかし仏教では地獄を説かなかったはずなのに、いつの間にか地獄が説かれるようになりました。「悪いことをすると地獄に落ちるぞ!」と説いたほうが簡単なのでしょう。

                           <君が代に詠たわれたさざれ石>                 20070130pict0072_1
 国歌の君が代に「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」という一節がありますが、あまり深く意味を考えたことがありませんでした。さざれ(細かい)石が固まって巌となるという意味なのですが、小さな個である、国民も一致団結して、一つの巌となり、千年も万年も続いていこうという願いを込めたのでしょうが、本当に存在するとは思っていなかったのです。
 ところが鶴岡八幡宮の池のほとりにその巌があったのです。昭和三十六年に岐阜で発見されたもので、学名は石灰質角礫岩というのだそうです。石灰質の雨水が細石を固めたのだそうです。若い頃から数え切れないほど、訪れているのに、初めて気がつくというのも驚きです。
     <鶴岡八幡宮の牡丹>
20070130pict0067 柔らかい日差しに水ぬるむ池面に水鳥が群れをなして泳いでいます。その池を背景に牡丹が最盛期を迎えていました。

                                         

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コメント

コメントありがとうございます
<雑草さん、雲水さん>
 今まで気付かなかったことに、気付くって面白いですね。そして君が代は、天皇を賛美するものではなく、たまたま大山巌元帥が若い頃、自分の愛唱していた詠み人知らずの古歌を選んだものが国歌になったそうですね。国歌まで、ずるずるなんとなく決まって、それが続いていくってとても日本的ですね。
 霧島神社にさざれ石の巌を祭ったのは、そんなに古いことではないのではないですか?ちなみに鶴岡八幡宮のものは昭和38年に岐阜で発見されたものが昭和52年天然記念物に指定され、昭和58年に発見者のご子息小林宗一氏が八幡宮に奉納したものです。
 古の詠み人もどこかでこのような巌を見ていたのでしょうね。
<しじみさん>
 曽我氏に敗れた物部氏が東北へ落ちたという話を聞いたことがあります。藤原三代までの東北は、奈良、京都の政権の権力が及ばなかったところだったのでしょうね。
 いずれにしろ日本国家の起源は、天つ神の男と国つ神の娘と婚姻し、提携して、北上してきたようですから、東北もその妥協の中で融合していったのでしょうか?
 
 
 

投稿: 懐中電灯 | 2007/02/13 21:00

この「君が代」の歌詞が鹿児島県のどこかの神社の
奏条文か何かにあるという話を聞いたことがあります。
「君が代」は決して天皇家のことを指しているのではなく
国民の未来永劫の幸せを願う歌だったのではないでしょうか。
もし天皇家への賛美する歌だとすれば、
鎌倉時代以後の東北は天皇家によって征服された地域であり、
「君が代」をどう思うのでしょう。
日本のこれからを考える上で重要なポイントでもあると思います。

投稿: しじみ | 2007/02/13 19:05

さざれ石は天孫光臨で有名な宮崎県の霧島神宮にも祭ってあります。大きさもほぼ一緒の様に思います。天孫光臨の地にあるのが意味があると宮崎県人としては誇りたいところでしょう。

ところで、「君が代」というのは「天皇の時代」と一般には解釈されている。ところが「天皇」は万葉集等の古文書では「大君」という表現が一般的だという事のようですね。すると「君」というのは「恋人」の可能性が強くなる。
そうすると、君が代の歌詞の意味は;

お慕い申し上げているあの方は、さざれ石が大きな岩となり更に苔が付く程まで永く生きていて下さいます様に! 私もあなた様の傍でとこしえに・・・

日本の国家は何と恋歌であったとロマンティックな結論になります。最初に霧島神宮のさざれ石を見たのはもう20年程前になります。その少し前に先程の話しを知ったのですが、さざれ石の傍の厳粛な説明板を見ながら、頭では違う想像をしてほくそ笑んでいた自分を思い出します。

投稿: 雲水 | 2007/02/13 09:34

さざれ石のこと知っておもしろいなと思いました。

投稿: 雑草 | 2007/02/13 08:29

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