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2007/04/10

雲取山の浅い春

           <雲取山山頂のご来光>
Pict0031四月になると大学院の講義も始まりしばらくは、慌しくなりそうのなので、3月28日、29日の二日間雲取山を歩いてきました。例年はまだ雪が30cmほどは残っているので、アイゼンの感触を確かめに登ったのですが、さすがに今年は、北側の斜面に残るのみで日当たりの良い南斜面はすっかり消えて、一足早く緑が目立ち始めていました。
 平日の山で歩く人もなく、山小屋も一部屋独占、山頂も、途中の山道もすべて、独占贅沢な早春の雲取山でした。雲取山荘は、いつも熱めのコタツを用意して待ってくれてます。トイレは水洗でトイレの周囲の壁も焼き杉の板を張った綺麗な仕上げで、行き届いた整備で迎えてくれます。   

                             <鹿の出迎えに遭う>                     20070328pict0015_2 雲取山は奥秩父の最東端に位置していて、秩父側の三峰神社から雲取山までの間は、原生林の中風倒木を踏み越えて歩く奥秩父の風景を楽しみ、雲取山から先は奥多摩地域で、唐松林など落葉樹が多く、明るく伸びやかな尾根を歩く変化を楽しむことができます。
  <変化自在の春の雲>20070328pict0018_2

秩父鉄道の終点三峰口からタクシーで40分登山口から歩き始めて4時間半、遅めの昼にラーメンを作り始めると、匂いに誘われて、鹿の親子が5~6頭現れます。
<山頂から飛竜山が見える>20070329pict0025_2     

 昔なら珍しくて喜んでお菓子を与えたものですが、今では鹿が増えすぎて、水源林が食害に侵されているので今は追い払うのみです。
 雲取山荘まであと一時間急ぐこともない、行き交う人もない山道、昼寝をしようと、大の字になった途端、 

20070329pict0041_2  真っ青な空に白い雲が、変化自在に動いています。これがカオスか、フラクタルかと変に納得して、一人で笑ってしまいました。
明朝のご来光は5:45分、山荘を4:30分にでて、山頂へむかう。朝日を拝むことはできましたが、残念ながらぼんやりと浮かんでいました。それでもこの風景いつもながら贅沢に独り占めです。さて今日は約6時間の行程雨の心配もなくゆっくり楽しめそうです。途中三条の湯から登ってくる道と三条ダルミで出会います。ここからしばらく北側の斜面を登るので、雪がべったりと凍り付いていました。早速持参のアイゼンをつけ、ささやかですが、アイゼンの感触を靴底で味わうことができました。
 素材革命のお陰で、昔の鉄のアイゼンと違い軽いし、踏み込むとがっちり食い込んで、滑る心配は微塵もなく、さっきまで恐々歩いていたのが嘘のようです。山麓丹波の日帰り温泉が改装中で汗を流すことが出来ず、バスを待つ間、バス停の傍の人家の前に滾々と湧き出る清水で、汗ばんだ身体を拭ってさっぱり、人に出会うこともなく、奥秩父、奥多摩の浅い春をのんびり楽しんだ二日間でした。

    

                    

                      

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コメント

コメントありがとうございます
<yumenosimaさん>
 足だけ鍛えておいてください。山へ行くも行かぬも、足が健康の元ですね。yumenosimaさんの教えによれば、「夢は叶わないから夢」ですから、夢はやめて、目標にしてください。目標なら日付を入れなければなりません。「一本技あり」でしょう(笑)
<雑草さん>
 思いついたら、即実行ですね。しかし僕も30歳から55歳まで封印していました。仕事に明け暮れていましたよ。55歳から正面スタンドの準備として、日帰りで奥多摩から登り直して、今は二、三泊の縦走をする時間を取るようになりました。
 若い頃の登山道具は寝袋からアイゼン、ザック、登山靴すべて素材革命で役に立ちませんでしたが、有難いことに身体と登山の経験は役に立っています。
<雲水さん>
 お互いに老中、お近くならご一緒できるのに残念ですね。関東は山歩きにはいいですよ。北、中、南と日本アルプスがあります。まだ馬鹿と煙の仲間から逃れられないでいます。
<しじみさん>
 雪解け、新緑、紅葉の八甲田いいですね。温泉に浸かって雪の八甲田を見ながらお酒もいいのではないですか。雪の八甲田の写真を撮ってみたいですね。谷地温泉付近からなら撮れるでしょうから。
<シラノさん>
そうですね。仕事と学問の両立ですから、気を緩めると止まってしまいますね。二年間一気に突っ走ってください。卒業したら一度温泉付で歩きましょうか。
 我々老中は若い方々の邪魔をしないように、余ったエネルギーを浪費しないといけないのです。今回シラノさんたちとのご縁はエネルギーを単なる生産ではなく、次代を担う、若い方々のお役に立てるのでとても有難いです。

投稿: 懐中電灯 | 2007/04/12 14:46

雲取登山とはいいですね。
私も社会人になって職場の先輩の勧めで登山を始め、30歳台前半までよく奥多摩や奥武蔵で
軽登山をしていました。
先生の文章と写真を拝見し、また山に行きたくなりましたが、今は大学院での学に打込み、修了したらなまった体を鍛えなおすため近場の山を歩きたいと思います。

投稿: シラノ | 2007/04/12 10:35

こんにちは、今回の山行はとてもリアルで先生の感性が伝わってきました。
私も雪が少なくなった今、そろそろ山へ行きたいなぁと思っています。
とは言っても、南八甲田の山々はまだまだかた雪の上を歩かなければなりませんし、雪崩の心配もあります。
もう少しの辛抱です。

投稿: しじみ | 2007/04/11 17:42

贅沢な時間と空間を過ごしておられ、大変結構ですね。何時かご一緒出来ればといつも願っています。

投稿: 雲水 | 2007/04/10 21:36

羨ましいです。
私は時間を作るのが下手です。何時になったら地元の登山サークルに参加できることか?連休に総会がバンガローであるとおっしゃてました。

投稿: 雑草 | 2007/04/10 19:01

早春の山歩きの情景が浮かんでまいります。
わたしも早くシニアシフトして、
若いとき歩いたこれらの山々に
再訪することを夢見ています。

投稿: yumenosima | 2007/04/10 12:17

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