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2007/08/29

北ア白馬岳から朝日岳へ(11)山歩きの自己責任(1)

      <シロウマアサツキ>20070726pict0263                                  15:00朝日小屋に着き、濡れたものをストーブで乾かしていると、地元中学生150名が続々と小屋に到着します。地元富山県朝日町の中学生の恒例行事が復活したのだそうです。引率の若い先生達もずぶ濡れ泥んこの生徒をねぎらいながら、楽しそうに誘導していました。定員150名の小屋です。予約しない僕は仮設のテントへ案内されました。お陰で、料金は割引ありがたい団体のおでましでした。
翌朝7月26日早朝?3:00小屋の炊事場で朝食をすませて、4:30雨の中を歩き始めました。歩き始めて一時間標高2418㍍朝日岳山頂は、視界はゼロ、日本海から吹きつける雨と風で吹き飛ばされそうになります。休むまもなく、歩き続けますが、それでも東斜面に入ると雨も風も穏やかになります。霧の中に咲いているのが、シロウマアサツキです。葱坊主の花が霧の中に幻想的に揺らいでいます。シロウマアサツキには霧の背景が相応しい。

                                  <シモツケソウ>20070726pict0250        シモツケソウはまだ咲き始めたばかりです。ピンクの小さな花を開き始めています。
 山歩きは自己責任の世界です。遭難すれば、年寄りの冷や水と笑われます。枯れ枝に摑まって、落ちても、浮石に足をすくわれても、道に迷っても、自己責任です。でも広い稜線で踏み跡が定かでなくても周囲を見渡せば、どこかに○の目印のペンキが塗ってあります。木の枝に赤いリボンを結びつけて道しるべにしてあります。 突然の沢筋にも迷い込まないように×印があります。滅多に道に迷うことはありません。 
     <ミヤマダイモンジソウ>20070726pict0298_3                                 ところが下界はどうでしょうか?パチンコ屋の駐車場の脇に、銀行の現金引き出し機があったり、隣のビルはフロア毎にサラ金が入居しているビルがあったりします。(最近はグレーゾン金利で少し大人しくなったようですが)とても危険な迷い道なのに、そこにペンキで×印が書いてあることはありません。ポイントカードもキャッシュカードも、交通機関のカードもクレジット(借金)と一直線につながっていて、交通機関の改札口、コンビにですら、気をつけないと地獄への迷い道です。ガイドブックの道案内もありません。雨の中を歩きながらふと、自己責任とはなんなのか考えていました。朝日岳からの降りは花の宝庫、ダイモンジソウがまるで花火を打ち上げたように咲いています。

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コメント

コメントありがとうございます
<たかやんさん>
今回は40年ぶりの白馬岳ですが、山は昔と変わらぬ姿で迎えてくれます。たかやんさんは、入善町の出身でしたか。朝日小屋から富山側へ下ると、小川温泉ですね。地図を広げると入善町がありました。
 最近の子供は軟弱だといいますが、軟弱にしてしまうのは、大人ですね。子供達はでずぶ濡れでしたが、楽しそうにしていました。夕食のカレーを美味しそうに食べていました。今年復活しなければ、永遠に復活出来なかったのではないか、最後のチャンスだったと先生が話をしてくれました。先生達は、事故の責任などを考えると、できるだけ余計なことはしたくないでしょうね。

投稿: 懐中電灯→たかやんさん | 2007/08/29 21:12

コメントありがとうございます。
<三代目さん>
 写真を褒めていただきありがとうございます。お役に立てれば光栄です。今回は花を目的に歩きました。季節、場所は狙い通りでした。お陰で二日間雨と霧と風の中を歩くことになりました。

投稿: 懐中電灯→三代目さん | 2007/08/29 20:31

こんにちは。僕の田舎は朝日町の隣りの入善町です。父はそこで旧制中学まで育ちました。朝日岳にもよく登ったようです。中学生の恒例行事が復活したと聞いて、嬉しくなりました。今も昔も山の姿は同じです。そこに登る人たちの心もまた同じだといいですね。たかやん

投稿: たかやん | 2007/08/29 20:03

今回も素敵な御写真を拝見させていただき感謝します。
事後報告なのですが、数点御写真を頂戴いたしました。

店のパソコンでスクリーンセーバーを使い、御来店いただいた御客様に見ていただいております。
とても好評です。
ありがとうございます。

投稿: 三代目 | 2007/08/29 16:38

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