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2007/12/07

初冬の奥秩父(2)峠の宿のサービス

   <奥多摩から昇る満月>
20071124pict0035_2 大菩薩峠は中里介山の長編小説の舞台として知られるようになった所です。日本百名山の一つ大菩薩嶺は、標高2,056㍍ありますが、山頂は木々に覆われ展望のない山です。少し下った1、897㍍の所に峠があり、富士山や南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の山並みの眺望のよいところです。24日はちょうど満月、奥多摩側から初冬の澄み切った空気の中を満月が粛々と昇ってきます。

 

                              <満月は八ヶ岳に落ちる>
20071125pict0095  翌朝満月は、昇る太陽と交代するように、朝日に赤く染まりはじめた八ヶ岳を目指して消えていきました。
 富士山を撮りに大勢の写真愛好家が泊まる山荘、介山荘が峠の標識の前にあります。ここに泊まれば、居ながらにして大展望を楽むことができます。

<介山荘HP>
http://www.kaizansou.jp/

    <夕映えの南アルプス>
20071124pict0033_3 この山荘の夕食はカレーライスでした。昔の山小屋のカレーはカレースープのようなルーでしたが、今のカレーはルーも家庭の料理と同じでしっかり濃厚な味になっています。別皿にサラダやオカズもついています。この山荘のカレーは、ルーはたっぷり掛っていますが、ライスの量は我が家のカレーライスの半分しかありません。

 
                                <新雪の冠の富士山>     20071125pict0077_3     ですから、老中の宿泊者も残すひとは滅多にいません。しかし、このままではお客の心になんとなく不満が残ります。何しろ夕食は一食1,200円ですから。
 ここから先が、若い山荘のご主人の違うところ、上手なところです。食事中三、四回「お代わりいかが!」 「お代わりどうぞ!」を連発します。なにしろ量が少ないので、三人に一人くらいの客はお代わりをします。お代わりしたお客も満足、残さず食べたお客も満足、
    <朝焼けの大菩薩嶺>20071125pict0093            経営者もコストの幾ばくかは下がり、残飯処理も少なくて、環境にもいいと、いいことづくめです。「お代わりどうぞ!」 の掛け声はコストゼロです。 
 テーブルに「お代わり自由!」 を掲げたお店を時折見かけますが、サービスに気合が入っていないのでしょうか?どこかのお店の真似事なのでしょうか?あまり声をかけられたことはありません。声をかけられても、きっとお代わりする人は少ないのでしょう。しかし掲げた以上声を掛けるのがサービスです。お客は断って満足するのです。この山荘のように、盛り付けを小さくして、お代わりを徹底すれば、「三方一両得」になると思うのです。
 いつもならご来光を仰いぎながら朝食を自分で作るのですが、今回の山旅はのんびり、ゆったりで、ご来光を仰いでから、朝食を山荘でゆっくり摂って、のんびり下山しました。
 奥多摩(山梨県小菅村)山麓の日帰り温泉の割引券を山荘でもらったので、バスを待つ間、たっぷり湯に浸かって帰宅しました。この日帰り温泉も「なんとか公社」、税金でつくったものでしょう。ありがたいような、ありがたくないような。                      

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