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2008/01/06

年頭にあたって循環二題

       <顧客満足の循環>
20080080101
(1)始動は「お役立ち」
今年は、干支も一回り新しいスタートの 子年です。チーズをかじっているネズミのキャラクターを見つけたので、挿入してみました。
 2000年秋から2001年にかけて、ベストセラーになった小冊子が「チーズはどこへ消えた」でした。変化にいかに対応するか?じっと止まることの危険を説いたものです。久々に思い出しました。
  
   

                  Photo               <フラット化の世界>

この本は企業の社員教育にも使われました。僕も若い人に随分薦めたものでした。「変化に対応せよ!」と。
 時を待たずして、小泉政権の構造改革の旗印が挙がり、お先棒を担ぐ物語、お説教がましいとの批判もありました。
 しかし、マクロの世情のことで、政治家や官僚の批判をするだけでは、個人の自立は保てないのです。個人の幸せ、家庭の幸せを守るためには、やはり諸行無常のこの世の中、自己革新がかかせません。貨幣経済の世の中、お客様の役に立たない限り、お金はもらえませんから、自己革新のキーキーワード」はいつの時代も「お役立ち」です。
(2)複式簿記でも世界の隅々までつながっている
 「複式簿記に秘められた色即是空・・・・・」の中で、5K(個人、家庭、会社、顧客、国家)が複式簿記的にも食物連鎖のように複雑に相互に連鎖していることを明らかにしました。
 ベルリンの壁が崩壊し、社会主義国家との間の壁が崩れ、世界がひとつにつながり、国境が限りなく低くなっていきます。トーマス・フリードマンの云うところの「フラット化」です。そのフラット化を加速しているものが紙切れ通貨と変動相場制です。純粋紙切れが次々と世界の隅々までこの5Kをリンクしていきます。
  生命の循環としての個人のⅠ.次元は「空」「タオ」に繋がっていますから、その法(のり)を超えることはできません。しかし、貨幣経済の循環は国家のⅠ次元に、輪転機をつなげています。ドルに繋がっている輪転機が、現在のところ最も高性能ですが、各国の通貨もⅠ.次元で小型の輪転機をつないでいます。EU圏では各国の輪転機を廃棄、一台の輪転機に統合して、ドルからの自立を果たしつつあります。
 輪転機を稼動させる法(のり)は所詮、色の世界の人間に委ねられています。「空」でなければならない、霊が大自然の法則をのり超えて浮遊霊となって増殖をするのです。その浮遊霊が、Ⅰ.次元の実物資産に取り憑いていきます。年頭に100ドル原油が示現しましたが、不動産、株式(企業)、金、穀物、などなど、あらゆる実物資産に次々に取り憑いて暴れています。
 そのⅡ.次元ではドル、円、ユーロ、元等々各国の純粋紙切れ通貨(擬似実物)を、変動変動相場制でつないでしまいました。その結果、浮遊霊の暴走は、たちまちアメリカの国内のみならず、日本の隅々の家庭、世界の隅々の家庭までリンクし、影響を及ぼしていきます。地域格差、個人格差を引き起こしている、目に見えない吸い取りシステムが出来上がっているのです。
 個人も家庭も、B/Sの視点が大事だと申し上げているのも、自分のⅠ.次元の色の世界が浮遊霊に取り憑かれて、吸い取られてしまうからです。昨秋からガソリン、小麦の価格が上がっています。今年は身の回りの様々な物品の値上がりで、庶民が吸い上げられていきますね。浮遊霊は次に何に取り憑くのでしょうね。

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コメント

コメントありがとうございます。
<タキ衛門さん>
仰る通りですね。長年日本は輸出で稼いできました。今でも、アメリカ経済の景気に一喜一憂するのも、輸出へ影響を気にしているからですね。日本人の精神的輸出願望、輸出依存が抜けないんです。これはきわめて自己中心的思考です。
 輸出超過ということは、相手国の雇用を奪っていることになります。タキ衛門さんの仰るように、中国人、インド人にとっては、経済発展し豊かになればいいのですから、高いところから低いところに流れていくことは自然のことといえますね。
 日本は1970年代から、自ら積極的に、徐々に円高にして日本経済の体質を変えていけばよかったのですが、輸出至上主義がそれを阻んできて、歪んだ体質になってしまい、そのゆがみを支えきれず、一気に破壊に向かっているのではないかと思います。

投稿: 懐中電灯→タキ衛門さん | 2008/01/14 10:50

懐中電灯さん

 フラット化の影響で、G7からBRICsへ仕事がながれ、それによって職を失う人が出てくるというのはデメリットとして理解できます。ただ、そのフラット化によって、長い間貧しかった中国やインドが勃興しようとしている。そういうメリットもあると思います。それで人類トータルな利得としてはどうかわかりませんが、雑感で大きくなるような気がしなくもないです。

投稿: タキ衛門 | 2008/01/14 00:37

コメントありがとうございます
<タキ衛門さん、森野くまちさん>
日本人の多くはグローバル化=アメリカ化といった極端な見方で、反発しますが、ただ反発していても、個々の問題は解決しませんね。世界の変化の方向を見極めることが大事ですね。
 <森野くまち>さんの仰るとおりです。僕はグローバル化は、金融、マネー(虚)の側から見ている現象だと思います。マネーが自由に利潤を求めて動くし、動きやすいように導いていく方向、新自由主義者といわれる方々の流れです。日本では竹中平蔵さん達の主張です。
 フラット化は工業生産のみならず、アフターサービス、医療サービスにいたる、「実」の部分まで、世界中へ外注化が始まっているんです。日本の企業でも、総務、経理といった仕事まで、中国へ外注化されはじめています。
 同じ仕事なら賃金の安いところへ外注されていきます。格差が広がる原因の一つです。国、民族、宗教といった垣根が低くなって、「実」の部分で世界化が起こり、労働者が比較される時代です。
 タキ衛門さんの分野では、フィリピンから看護士を受け入れる話が進んでいますね。これもフラット化の一側面でしょう。
 

投稿: 懐中電灯→タキ衛門さん、森野くまちさんへ | 2008/01/09 09:35

森野くまちさん

 はじめまして。ご回答ありがとうございます。
やっぱり難しいですね^^;;
すみません。

そういえば、去年の正月あたり、NHKでA・トフラーがフラット化する世界について語っていたのは見ました。

投稿: タキ衛門 | 2008/01/09 00:45

タキ衛門さん、私は、「グローバル化」と「フラット化」の違いは、その同時性にあると思います。グローバル化では、世界各地の市場の動向を理解して、マーケットmixを考慮したマーケティング/事業展開をする、というレベルでしたが、フラット化によってマーケットは1つになってしまいます。東京の顧客の仕事をインドのバンガロールの会社が応札/受注するのが常態化するような方向に向かって、パラダイムが大転換してしまう、というところがポイントだと思います。

投稿: 森野くまち | 2008/01/07 10:33

 フラット化する世界の上巻を買って読みましたが、途中で挫折してしまいました。
 素人的には、ちょっと昔から言われている「グローバル化」ではなくて、「フラット化」と言いなおしたのはなぜか?どうも同じような気がするのですが、違うのだろうか?と思います。

投稿: タキ衛門 | 2008/01/06 19:59

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