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2009/02/12

厳冬の北八ヶ岳(3)

   <北八ヶ岳の山並み>
20090206dsc024322 天狗岳の眺望をひとしきり楽しんだ後、中山峠まで下ります。登っているときは振り返る余裕がないのですが、自分の踏み跡を辿りながら歩いていると、眼下に北八ヶ岳から蓼科山へ連なる樹林帯が、霧氷に覆われ真っ白に続いています。

                            

                         <高見石から白駒池>                  20090206dsc024402       展望のない樹林帯は、風も樹林に遮られ雪道であることを除けば、冬山とは思えない穏やかな日の注ぐ中を歩きました。一時間半ほどで、高見石小屋に着く。
 小屋の裏の高見石に登ると、樹林の中にぽっかり真っ白に凍結した白駒石がみえます。天上の鏡のような姿です。この池も北八ヶ岳の魅力の一つです

天上の 鏡の池の 白銀の
白駒池に 何を映さん
     -雛鳳-

   <賽の河原のお地蔵様>
20090206dsc024502 高見石からの下山路に賽の河原の名がつけられたところがあります。雪の無い季節はその名の通り岩がごろごろした歩きにくい道ですが雪のこの時期は天候さえよければ老中と同じ快適な下り道です。半身雪に埋もれた、お地蔵様が行き交う老中ををじっと見守っています。

とげぬきの お地蔵さんでは なけれども
白河を歩む 吾を手招く
      -雛鳳-

                        <茅野駅から南八ヶ岳>                 20090206dsc024712  中山の頂上で、ビスケットをかじり休んでいると、単独行の男性と出会いました。しばらく雑談をしているうちに、昨年お互いにゴールデンウィークに北アルプス燕岳に登ったことがわかりました。狭い山頂に三脚を立ててご来光を撮っていたところへグループで登ってきた人だったのです。
山で出会って親しく会話をしても、お互いに名乗ることは滅多にありません。「またどこかの山で再会しましょう」と言って別れるのですがどこかの山で再会する奇遇はまずありません。
 ところがその奇遇があったのです。お互いに奇遇にびっくり、高見石小屋で、コーヒーを飲みながら更にに話し込むことになりました。狭い頂上でグループの記念写真のシャッターを押してあげたことを覚えておいてくれたのだそうです。
 大手自動車部品メーカーに勤務しているという彼と話題は自然と世相のことに移っていきました。しばしの歓談の後、先を急ぐ彼と分かれて、のんびり賽の河原を下山口渋の湯に下っていきました。
 渋の湯からのバスの乗客はたった一人、運転手さんは貸切だから乗車賃が高くなるよ!と、冗談を飛ばしながら、八ヶ岳の山麓を下っていきました。JR茅野駅に着くと、駅舎越しに南八ヶ岳連峰が見えました。左から二つ目が天狗岳、そこから右の山並みが南八ヶ岳連峰です。真ん中に主峰赤岳が一際高く聳えていました。

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