「餅と政権は貧乏人の子に焼かせろ!」っと呟く
子供の頃、極貧暮らしで、母親は四六時中内職に精を出していました。そのため小学生の頃から、朝食と夕食の支度は僕の役目でした。「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いても蓋取るな!」と母親から教えられ、薪の煙に泣きながら、厚い木の蓋の隙間から吹き出る水蒸気の甘い匂いをかぎ、竈を見守っていた情景を思い出します。
お餅を焼くのは上手なのですが、魚を焼くのが下手で、母親によく怒られたものです。炭火を熾した七輪の網の上で焼くのですが、焼きあがるのを待ちきれなくて、魚をしょっちゅうひっくり返してしまうのです。表面が網について魚の身が崩れてしまいうまく焼けません。ところが、お餅は今と違って、芯まで硬くなるほどの保存食でしたから、しょっちゅうひっくり返していないと真っ黒に焦げて中まで焼けないのです。
「餅は貧乏人の子に焼かせろ!」「魚は金持ちの子に焼かせろ!」と母親は言います。僕は「それじゃあ、僕に焼けるわけないじゃあないか『貧乏人の子』なんだから!」と心の中で呟いていました。
政治家のお金の問題が出るたびに、政官財の癒着と言いますが、政権とは丁寧に言うと政治権力のことです。政治権力は政治家だけで成り立っているわけではなく、官僚と経済界の指導者三役そろってはじめて政治権力なわけです。政治家だけの問題ではありません。
秀吉の刀狩で、民衆は武器を持つことができなくなり日本では、武装蜂起で政権を転覆することはできません。しかし民主主義社会の今、一票という四年に一発の弾丸を放つことは許されています。
「えじゃないか」
「えじゃないか」
「えじゃないか」
「ポピュリズムでえじゃないか」
「お餅と政権は貧乏人の子に!」納得いくまで、ひっくり返しひっくり返し焼き上げてはいかがでしょう。納得のいく社会を次代に伝えるために。
「餅を焼く心根据えて一票を投じる吾は弱者の子ゆえ」 -雛鳳-
| 固定リンク


コメント
コメントありがとうございます
<たかやん>
グローバリズムの反省とか、新自由主義は終ったといった声もありますが、庶民は騙されてはいけないんです。すでに儲けた人々は半分になっても平気です。このサブプライムバブルで大きく傷つくのは持たざる庶民です。
紙切れ通貨(浮遊霊)は増殖することはあっても消滅することはないんです。今アメリカで印刷している紙幣が、一時的に退避した先輩浮遊霊と合流して、またバブルを引き起こすでしょう。すでにCO2温暖化原因説を唱導して、炭素税なる新しい税金が誕生しています。
投稿: 懐中電灯→たかやん | 2009/04/05 09:01
「お餅と政権は貧乏人の子に!」いいですねえ。本当にひっくり返したいですね。政官財に繋がっている、マスコミの力が「貧乏人」の思考力をさらに鈍らせますね。勿論、マスコミにもスポンサーはある訳で・・・意図的に情報を流すのでしょうが・・・。貨幣論、読んでみます。
投稿: たかやん | 2009/04/04 21:40