勝ち組の「せこさ」加減(1)日本郵政(株)社長人事
日頃から強者と勝ち組は違うと申し上げています。”「勝ち組」=「強者」-「武士道」”が僕の定義です。「強者」から武士道とかノブレスオブリージェを差し引いたものです。強者から「恕」を差し引いたものといってもいいと思います。
最近「勝ち組」の「せこさ」が、目立つような気がしてなりません。鳩山邦夫元総務大臣と日本郵政(株)代表取締役西川善文氏の闘争に決着がつきました。株主総会で西川善文氏の代表取締役再選を決めたのです。日本郵政(株)筆頭株主は誰でしょうか。麻生総理大臣でも、佐藤勉現総務大臣でもなく、国民のはずですから、国民が代表取締役として再認したことになります。
当たり前のことですが、鳩山邦夫氏対西川善文氏の個人対個人の闘争ではなく、背景にお互い見えない勢力を背負った闘争に、西川善文氏を使った側が勝利したことになります。
佐藤勉現総務大臣の弁によると、西川善文社長が役員報酬の30%を三ヶ月返上したことで過去の責任を取ったことになるのだそうです。週刊誌でも様々取り沙汰されていますが、その事の重大さはさておき、いってみれば月給の0.9ヶ月分、月給の一ヶ月にも満たない額を返上したことで、責任を取ったことになり、国民(弱者)が納得したのだそうです。責任とは安いものですね。
「せこさ」は元来、弱者の特権です。弱者がその特権を奪われたら、残された道は、「負け組」への道だけです。弱者にとって「せこさ」は自立心の証しです。ちなみに。僕の定義では、”「負け組」=「弱者」-「自立心」”です。弱者こそきれい事で済ませないで、「せこく」「したたかに」生きなければ。
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