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2009/06/27

「勝ち組」の「せこさ」加減(2)コンビニの弁当廃棄問題

 題名の「せこさ」については後にして、まずお店を持つ資本力も持たない弱者である僕の視点から考えるこの問題の模範解答を一つ。テレビや新聞報道で解説する評論家も学者も、誰も語らないのですが、模範解答は「廃棄ロスを出さない」ことです。日頃から申し上げていることですが、「Why」「何のために」「なぜ」を連発すれば見えてくるものがあります。なぜ、どうして廃棄ロスが出るのでしょうか?
 力関係では、コンビニ本部のフランチャイザーは「強者」、お店を経営するフランチャイジーは「弱者」の関係にあると思います。しかし、お店を持つ力も無い庶民の僕からは双方とも資力を持った「強者」に見えます。その「Aコンビニ強者連合」が、他のB,Cという強者連合と企業間闘争に明け暮れているから、「廃棄ロスを出さない」という模範解答が見えないのではないかと思うのです。 

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紫陽花と雲と

   <紫陽花と雨上がりの雲>
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                             部屋に紫陽花を一輪飾ろうと思い立って、雨上がりの庭に出てみると、雲が千切れて青空が広がり始めていました。
 庭のアジサイは今が盛りですが、今年は雨が少ないせいか、それとも昨年の枝切りが悪かったのか、ちょっと元気がありません。

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2009/06/25

勝ち組の「せこさ」加減(1)日本郵政(株)社長人事

日頃から強者と勝ち組は違うと申し上げています。”「勝ち組」=「強者」-「武士道」”が僕の定義です。「強者」から武士道とかノブレスオブリージェを差し引いたものです。強者から「恕」を差し引いたものといってもいいと思います。
 最近「勝ち組」の「せこさ」が、目立つような気がしてなりません。鳩山邦夫元総務大臣と日本郵政(株)代表取締役西川善文氏の闘争に決着がつきました。株主総会で西川善文氏の代表取締役再選を決めたのです。日本郵政(株)筆頭株主は誰でしょうか。麻生総理大臣でも、佐藤勉現総務大臣でもなく、国民のはずですから、国民が代表取締役として再認したことになります。

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2009/06/24

グラン・トリノを観て(2)次代へ伝えるもの、遺すもの

 ラストシーンで思わず涙が滲んできます。クリント・イーストウッド扮する頑固老中コワルスキーが不良グループに蜂の巣にされ死にます。残された財産を誰に遺すのか?息子、孫の前で裁判官が遺言状を読み上げるのです。
 遺された住宅は、長年連れ添った妻の葬儀の場を頑固さを露わに示すことで、悲しみに耐えている父親を、「まったく、親父ったらぁ頑固なんだから」と眺めていた息子夫婦、父親のかすかなメッセージを見落とした息子夫婦に遺されることはなく、教会に寄贈されてしまいます。

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2009/06/03

公的資金(税金)で産業再生することの哀しみ(2)

しかしベルリンノ壁が崩壊し、多くの人々が資本主義の勝利を信じたそのとき、むしろカウンターパワーを失って、ITバブル、エンロンバブル、サブプライムバブルと膨張し、とうとう大破裂を起こしてしまいました。
 その結果、今世界中で「産業再生」「公的資金」の大合唱です。
なんども書きますが、公的資金とは庶民が負う未来の税金です。
公的資金を投入するのは国有化だ、それでは社会主義と同じだ、などとのたまう評論家、経済学者もいるようですが、暴走して食い逃げした勝ち組の後始末をさせられているだけで、決して新自由主義が行き詰ったり、金融資本主義が崩壊したりしたわけではありません。

資本主義が崩壊して、社会主義や共産主義になるわけではありません。リスクを取ったものが、責任を取らない仕組みは、社会倫理の崩壊です。資本主義の堕落です。強者であり社会のリーダー役である官僚や企業経営者の倫理崩壊は、弱者である庶民の生活の貧困化へと直結していきます。

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2009/06/01

公的資金(税金)で産業再生することの哀しみ(1)

産業再生と称してダイエーを再生して、イオンHDが傘下に収め、ソゴウと西武百貨店も再生スキームとして統合した後にセブン&アイHDが傘下に収めています。その再生には公的資金(未来の税金)が使われてきました。たった十年前のことです。今再びスーパーマーケット、百貨店といった大手流通は過剰店舗を持て余しています。当時壊しておけば、更なる過剰店舗の下の販売不振も和らいだものになっていたのではないでしょうか。
 もしあの時公的資金で救うのなら、企業ではなく、強者間の闘争のとばっちりを受けた、弱者である従業員を救うべきだったのです。セーフティネットは弱者が負け組みになることを防ぐために用意するものです。承知の上で企業間競争に明け暮れる人々や企業は優勝劣敗の中で整理されたほうがいいのです。

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