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2009/08/15

ちょっとおかしい財源論議

麻生自民党総裁が
「財源無きバラマキは無責任」
「財源なくして福祉なし」
「経済成長2%を達成して”消費税増税”」と
口をへの字に曲げて、声高に叫んでいます。部分的には正論に聞こえますが、問題点が三つあります。”消費税増税”を唯一の財源であるように語り、それも己の懐から出すような自信たっぷりな論調です。税は国民が払うもので、与党が与党の国会議員の懐から恵むものではないと思うのです。
 次に消費税の増税は、低所得者の痛税感が大きい、逆進性が高いことです。仮に経済成長2%を達成したとしたら、1980年代後半から拡がった、経済格差が縮まるのかどうか?一千万人を超えるといわれる、契約労働、派遣労働が無くなり、年収200万円世帯が400万円世帯に向上するのか?ということ、「なんのための経済成長なのか」を先に論じなければ、いけないのではないのでしょうか。今回の総選挙で現与党が政権を維持したら、すわ「消費税の信認を得た」と消費税増税に取り掛かることでしょう。 
 最後に”経済成長2%”が果たして達成できるのかどうか?国内は成熟し、1990年の日本発バブル崩壊そして20年後のサブプライムバブル崩壊で、これ以上輸出に依存しても国民(とりわけ大多数の庶民)は幸せにならないこともわかってきました。
 成熟社会下で経済成長(フロー)を望めばそれは、より強いものが、より弱いものから取り上げる以外に方法がないのです。
 成長を志向するエネルギー溢れる強い方々は、「日本人は農耕民族」という洗脳から己を解き放ち、内弁慶を演ずるのは止めにして、海外に雄飛してはいかがでしょう。徳川政権が鎖国をする以前の日本人は、日本国といった枠組みに囚われずアジアに日本人村を作り、現地で共生していたのですから。
 日本人のルーツは主に4つの流れがあると言われています。 シベリア経由の北方系、ポリネシア経由の南方系、朝鮮半島経由の半島系、揚子江から東シナ海経由の雲南省系の4っつです。元々各地で追われて、東海の小島に逃げ込んだ弱虫な人々の子孫、勝ち組、負け組とレッテルを貼らず、もう少し肩を寄せ合ってもいいのではないでしょうか。
 4つのルーツがあると教えてくれた人類学者によると僕は、揚子江経由で逃げてきた雲南省系のボートピープルの子孫だそうです。きっと備後の国、これ以上の僻地はないという、中国山地の山奥に逃げ込んでひっそり暮らしていたのでしょう。

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