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2009/09/06

針ノ木岳から爺ガ岳を歩く(3)赤沢岳から爺ガ岳

  <赤沢岳から立山から薬師岳の稜線>
20090818dsc00619b_2 標高2、678㍍赤沢岳山頂からは雪解け水を湛えた黒部湖が美しい。黒部湖の奥に、去年4泊5日の二日目を歩いた薬師岳のカールがよく見えます。
 赤沢岳を下った鳴沢岳との鞍部の直下を映画「黒部の太陽」の舞台になった扇沢トンネルが通っています。後立山は日本列島が東西に折れ曲がったフォッサマグナに沿って連なっている山脈です。

                                  

                          <這い松の実を食べる猿>                 20090818dsc00624b_2 扇沢トンネルの真上付近を歩いていると、突然日本猿の群れに遭遇しました。こちらをチラチラ見ながら、這い松の柔らかい実を食べています。

     <種池山荘間近>20090818dsc00644b_2                                     岩場の狭い登山道、先方が気を利かせて道を空けてくれました。鳴沢岳を下った鞍部、新越乗越の小屋で、のんびりコーヒーを啜りながら昼食を取りました。
 標高2,630㍍の岩小屋沢岳を過ぎると、爺ガ岳の中腹に這い松の緑に囲まれた今日の宿種池山荘の赤い屋根が見えます。

                                   

  
                              <棒小屋乗越を越える雲>                          20090818dsc00657b   名前の由来の雪田の解けた小さな池が手前の鞍部に見えます。近づいてみると水芭蕉が一株残っていました
 無事種池山荘にザックを置いて、夕暮れのひと時、生ビールを片手に山荘前のベンチで谷から昇ってくる雲の変化をぼんやり眺めながら過ごしていると、白い雲が扇沢から黒部峡谷へと流れていきます。
 

 <爺ガ岳から冷池への稜線>20090819dsc00688b
さっき歩いてきた水芭蕉の残っていた池のあたり、棒小屋乗越を途切れることなく、まるで龍がくねってりながら移動しているようです。  爺ガ岳頂上で二回目のご来光を撮ろうと、朝立ちの準備にかかる、なんと懐中電灯の予備の電池のサイズが違っています。準備の万端のはずが、今朝の針ノ木岳の登りで夜明けとともに切れていたのです。 山荘では残念ながら扱っていません。

                           <冷池山荘を足下に鹿島鑓ガ岳>                     20090819dsc00692b 扱っていたら満足度は飛躍的に上がっていたことでしょうね。
 好天に恵まれ、冷池山荘でもう一泊、鹿島鑓ガ岳まで足を伸ばせば三回のご来光に恵まれるはずでしたが、己の準備不足、夜明け前の出立を断念して予定通り爺ガ岳に登って、下山をすることにしました。19日4:30分朝いくらか明るくなって足元がかろうじて見えるようになったので、爺ガ岳を目指して登り始めました。 

  <針ノ木雪渓から種池山荘まで一望に>
20090819dsc00693b カメラと三脚だけの軽装ですから楽チンです。爺ガ岳の中腹で爺ガ岳から冷池への稜線が明るくなってきました。鹿島鑓の双耳峰も見ごたえがあります。最低鞍部を少し登ったところに冷池山荘が見えます。
標高2,660㍍爺ガ岳南峰の頂上からは、今回縦走してきた針ノ木雪渓から針ノ木岳などのピーク、種池山荘までが一望できます。
 

                              <爺ガ岳から剱岳、立山>               20090819dsc00703b 老中は山歩きを再会しようと歩き始めた10年前、五龍岳、鹿島鑓ガ岳と縦走してきてここに立ち、次は!と決めた縦走路10年後の今日実現しました。
 ここから見る剱岳の雪渓、立山への稜線もきれいです。種池山荘の前はチングルマの大群落です。これほどの大群落は初めてです。
 

 

       <朝露のチングルマ>
20090819dsc00714b  朝露に濡れ光っています。夕日に映えるチングルマとはまた違った風情です。
 来年のGWには、爺ガ岳から雪の鹿島鑓、針ノ木岳を撮って見たいと、雪の山域を想像しながら下山しました。

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コメント

コメントありがとうございます
<bableさん>
 40年前ですか。針ノ木岳から冷池を一日で歩くのは大変でしたね。
 僕の北アルプス初登山は19歳、岳沢→前穂→奥穂→涸沢でした。大正池もまだ大きくて水面に映る穂高連峰に感動し、以来山好きになりました。

投稿: 懐中電灯→bableさん | 2009/09/09 13:37

ずっとROMばかりで、時々コメントさせていただいています。
懐かしいです。40年も前を思い出します。
扇沢⇒針の木⇒冷池⇒鹿島槍⇒冷池⇒大谷原へ下りましたが・・・
爺ガ岳過ぎて限界に達し、5分歩くと10分休む状態までバテた経験を・・・
やっとの思い出たどり着いた冷池でした。
18歳の単独行。

投稿: barbie | 2009/09/07 23:07

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