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2010/02/08

厳冬の上高地を歩く(2)厳冬の暁月夜

    <暁の明神岳>
20100201dsc000902b 2月1日5:00眼が覚めて窓の外を見ると隣の男性が声をかけてくれました。「軒の氷柱が明るく光っているから月が残っていますよ」昨夜の十六夜の月まだ空に残っているのです。あわてて身づくろいして、山小屋を出ました。
 

<春楡の木立>                         20100201dsc000911b
 小屋の前の雪原の向こうに明神岳の裾に下りてゆく十六夜の月がありました。薄い雪雲が時折月を覆い隠しながら流れていきます。
 山小屋の前は広い原っぱで春楡の大木が林立しています。春のシーズンは残雪の残る原っぱの若葉の薫る木陰で、下山の登山者が疲れを癒し、河童橋から日帰りで往復する観光客が楽しそうに食事に興じるところです。

   <暁月夜の氷壁>                                    20100201dsc000982b 
厳冬の暁の雪原には、うさぎ、リス、テン、カモシカ、猿といった獣の真新しい足跡が月明かりの雪原から木立の先の暗闇へと連なっています。ついさっきまでここで宴でも開いていたように。
  

                                    
   <楡の木立>
                           20100201dsc00099b                                    

月が明神岳の裾に降りてゆくにつれて、空は明るくなり、真っ黒だった春楡の木立は、次第に小粒のダイヤモンドをちりばめたような、キラキラと輝く霧氷に覆われた木立に変わっていきます。

<楡の木の霧氷>
20100201dsc00129b_4
5:30分から雪原を彷徨い始めて2時間霧氷の木立に囲まれた山小屋に戻ると、もう朝食の時間、全員がテーブルに着いて最後の一人を待っていてくれました。一人歩きに慣れて、すっかり我が儘になってしまった自分がいます。
  

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コメント

先生

早速お返事ありがとうございます。
お心遣いありがとうございます。高尾山、足元気をつけながら進むようにします。

北八ヶ岳いいですね。2月後半のツアー、また3月後半のツアーで一緒できれば大変うれしく思います。
先生についていけるか心配です。ど素人にはまだ早いでしょうか?

登山サークルに興味あるという仲間がもう一人増えました。

利根川 豊

投稿: 利根川豊 | 2010/02/13 13:25

コメントありがとうございます
<利根川豊さん>
 驚異的なレスポンスのスピードですね。これが利根川さんが周囲を動かす力なんですね。ところで
>16日にコールセンター社長さま(F氏)にお付き合いいただき
 F氏は山登りは経験者ですね。すでに一歩昇り始めましたね

>19日に高尾方面へ練習に行ってまいります
 19日は参加できませんが、高尾は自然も豊か、真夏を除けば、いつでも歩けて、かつ魅力のある山ですね。日陰のところは雪も残っていますから、滑らないように注意してください。
 
>2月24~25、27~28、3月24~4月8日
 三月上、中旬が塞がっているので、うまい具合に、空白です。二月下旬は北八ケ岳を歩きたいと思っていますから24~25日、26~27日あたりはぴったりですね。
 山小屋の空いているところが少ないので至急探して見ましょう。
 僕の過去ログを分類してあります。「山歩き、旅」のところを見てください。昨年2月に歩いた北八ケ岳が載っています。
 
 

投稿: 懐中電灯→利根川豊さんへ | 2010/02/13 10:51

先生

早速、山登サークル?参加希望者が集まりました。現在私を入れて4名です。
16日にコールセンター社長さま(F氏)にお付き合いいただき、3名で靴を購入に行ってまいります。
19日に高尾方面へ練習に行ってまいります。

F氏は19日に先生とお会いする予定とおっしゃってました。
2月後半または3月後半に1泊で行けそうなプランはありませんでしょうか?
2月24~25、27~28、3月24~4月8日の間でご都合いかがでしょうか?

追伸
本日最終審査が終わりました。合否は別としてホッとしました。

利根川 豊

投稿: 利根川豊 | 2010/02/12 22:33

コメントありがとうございます
<FIGALOさん>
 腕はいまいちの僕でも場所と天候が合えば撮れるんですから、FIGALOさんの腕前なら十分撮れますよ。二日目の朝も暁の月夜を堪能しました。
今回初めてRAW+Jpagで撮ってきたので、RAW画像を加工してみようと思っています。

投稿: 懐中電灯→FIGALOさんへ | 2010/02/12 22:04

う~ん。
羨ましい映像です。
一緒に行きたかった…

こんな写真を、撮りたい

投稿: FIGARO | 2010/02/11 23:34

コメントありがとうございます
<利根川豊さん>
>カメラもちょっといじれる様になりたいと思うようになりました。
 人間にとって道具はとても面白いと思うようになりました。カメラを持って山を歩くと、歩き方、歩く山が変わってきます。今回スノーシューを手にしたら、考えもしなかった厳冬の上高地を楽しめました。冬の奥日光も歩く価値が出てきました。きっと知識も同じで、学ぶことで思考の枠組みに微妙な変化が生じて、指向が変わりおのずから行動に変化が起きるのではないでしょうか
>先生は一眼レフのでっかいカメラですか?
 20代からミノルタの一眼レフのフアンです。今回ソニーα550(旧ミノルタ)を持参しました。高級機への興味より、機能に興味があって、もっぱらデジタル一眼レフですね。今回から三脚を500g軽いものにしました。
>できれば1泊して美味しいお酒でも飲み交わしたいですね
 そうですね。日帰りでは慌しいです。下山して温泉に入って汗を流しての生ビールも格別です。

投稿: 懐中電灯→利根川豊さんへ | 2010/02/10 11:16

多摩大学大学院同窓の経営者仲間から早速参加表明がありました。
コールセンターを経営されており東京と大阪に拠点を構えているお方です。
bicycle自転車やcameraカメラにも興味のある、とてもアクティブな方で、山は奥多摩、百尋の滝あたりがお気に入りで数回行かれてるようです。
大自然から「気」をいただきに行ける日が楽しみです。


利根川豊

投稿: 利根川豊 | 2010/02/08 18:41

先生
利根川です。私のコメントに対するコメントありがとうございます。

 >修論も終りましたね。二年間、現場と経営と学生と家庭と掛け持ちもご苦労様でした。

利根川豊>>ありがとうございます。時間管理に気を抜けない2年間でしたが、たいへん貴重な時を過ごすことができました。先生との出会いというたいへん貴重なご縁にも感謝しております。


>そうです。冬の星です。三脚を立てて90秒~120秒拡大すると星が流れています。

利根川豊>>先生、カメラも凝ってるんですね。私はそんなワザを使ったことがありません。
しかし、最近撮りためている夜明け写真を見返してみると、カメラもちょっといじれる様になりたいと思うようになりました。

先生、コンパクトなカメラで先生のようなきれいな写真を撮ることは可能なのでしょうか?
もしや先生は一眼レフのでっかいカメラですか?

 >利根川さんは「医療」という立場で人と接しています。僕は「学び」という場でひとと接しています。共に日々直接的に「気」を提供している立場ですから「気」を補填することが必要ですね。人様に「気」を上げているので、人から貰うと人間界では±ゼロです。大自然は一方的に惜しげもなく「気」を貰うことができます。時には大自然から気を貰って、それを周囲に提供するといいと思います

利根川豊>>はい。私が夜明けに魅かれるのはなぜなのかと、答えの出ない問いを繰り返していたのですが、きっと「気」を与えてもらっているからなんでしょう。
都会から離れた大自然からはもっともっと「気」をもらえるのかもしれません。
得られた「気」を私の使命である”人に役立つ貢献”に有意義に使いたいと考えています。


> 一緒に歩こうという方が大学院の中も何人かいますよ。体力的には若い方には及びませんが、共に汗を流し、共に語らうのもいいですね。是非ご一緒しましょう。老中の身、若い方の都合に合わせます。

利根川豊>>ありがとうございます。基礎体力づくりに着手するとともに、素人ながらに山登りやトレッキングの知識を身につけるよう努めます。
近々に是非ともご一緒い願いいたします。
トレッキング経験のある同期の経営者の方がおります。きっとご一緒していただけると思います。他の院生にも声をかけてみます。できれば1泊して美味しいお酒でも飲み交わしたいですね。とても楽しみです。


新たな写真拝見致しました。
早朝に残る月明かりと木陰、今にも舞いそうな真っ白な雪と透明感のある空気感。

夏の河童橋とは異なる美しい厳冬の上高地、何度見ても心癒される写真に、しばし見入ってしまいました。

先生の写真や文言はとても深みがあり魅力的です。癒されています。ありがとうございます。

利根川豊

投稿: 利根川豊 | 2010/02/08 15:29

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