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2010/06/27

恐山へ(3)円空仏に出会う

   <長福寺 十一面観音>20100528dsc01271                                         恐山の朝の勤行の後、本尊地蔵菩薩像の裏に円空仏ニ体がありました。展覧会では拝観したことはありますが、お寺に安置されたものを拝顔するのは始めてです。
 縁とは不思議、仏ガ浦自然の造りだした石仏群を見上げて戻った船着場で、ふと手にした地元の観光案内にここにも円空仏があることがわかりました。観光タクシーの運転手も知らないという無名のお寺長福寺、探し当てて訪ねることにしました。恐山とおなじ曹洞宗(総持寺系)のお寺です。住職の奥様が本堂の格子戸を開いて招じ入れてくれました。
  扉を開き写真を撮っていいと言われ思わず後ずさり、体勢を取り直して、ファインダーから覗くと、見覚えのある笑顔、そう初めて横浜で拝観したお顔です。 奥様にそのことを話すと、横浜ソゴウの展覧会でしょう。「この円空様も出向きました」そうです。その上奥様自身、横浜から嫁いできたのだそうです。曹洞宗長福寺は鶴見の総持寺系、きっと横浜の縁が連なっているのでしょう。ご子息は今修行中と思ったら、介護系の大学で学んでいるとか、過疎の村のお寺では檀家だけでは、維持が難しいのだそうです。
 円空の彫った仏は笑顔の仏様ばかり、不動明王さえ笑みを湛えています。
<円空慈愛の彫像>
http://net-ksk.cocolog-nifty.com/keiei/2005/06/post_2129.html

勤行を聞き届けたか菩薩様
円空仏の笑顔に出会う

観音の笑顔の奥に円空の
衆生を想う心こそ見え

ここにいるここにいるよと窓を打つ
円空仏の祈り確かに
                雛鳳 

       <石楠花>
20100527dsc01176b_2 葉の形から多分石楠花なのでしょう。可憐な小さな花が咲いています。
 円空仏の笑顔を拝顔して、函館と津軽海峡を挟んで対峙する大間崎へ。途中巨大なクレーンが林立して大きな土木工事が行なわれています。大間原発の工事中です。下北半島にはもう一ヶ所東通原発の2号炉が建設中です。昨日JR大湊線が背広姿のビジネスマンで満員だった謎が解けました。
 
<尻屋崎の寒立馬>                       20100528dsc01282      
 大間崎で津軽海峡を挟んで函館が見えます。烏賊漁の季節はこの辺りに泊ると夜、漁火が奇麗なのだそうです。
 春夏秋冬のメリハリの良い日本列島は同じところでも四季折々の風光を楽しめます。
 

    <とおせんぼ>
20100528dsc01278  大間崎で噂の大間のマグロを賞味しました。確かに美味しい、でも築地にもある、しかし大間で食べることも商品のうち、やはり大間のマグロも情報社会のコト派の食べ物のようです。
 おまけで、忙しい芸能人が仕事の合間を縫って、飛行機で函館経由、津軽海峡をフェリーで渡って食べに来ると語る、地元の鮨屋の経営者の経営談義もしっかり握ってもらいました。
  尻屋崎では灯台周辺でかって農耕馬として使役された寒立馬が保護されています。 のんびり草を食む馬の腹の下から岩に穏やかな波が打ち寄せているのが見えます。
 今年生まれた子馬が車に興味を抱いて近づいて、離れないので、運転手さんもしばしの休憩になりました。 
 
 

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