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2010/08/14

北ア裏銀座を歩く(6)黄昏の槍穂連峰

   <1.ハクサンイチゲ >
20100825dsc018741b この時期多いのがハクサンイチゲです。太宰治は富岳百景の中で、「富士には月見草がよく似合う」と書いていますが、太宰治に倣って「槍にはハクサンイチゲがよく似合う」です。
 

<2.ハクサンイチゲの群落>                    20100825dsc01882b
 太宰治は、御坂峠でバスを降りた乗客みんなが富士山を見上げて感嘆しているとき、一人の老婆が富士を背に路傍の月見草を眺めている姿を見て、「月見草が良く似合う」と詠んだそうです。決して添景として似合っていたのではなかったようです。太宰治もこのハクサンイチゲを見たらきっと、「槍にも・・・・・」と詠んでくれるでしょう。
 早朝歩いた、伸びやかな双六岳の稜線を背景にハクサンイチゲが今を盛りと群れています。                     

    <3.大文字草>
20100825dsc018841b 弓折り乗越の手前で大文字草をを見つけました。小さな花びらを精一杯広げています。まだ時期が早いのか、この一株しか花は見当たりません。
 高さ3㍍ほどの雪の壁が縦走路に並行して屹立しています。 

<4.雪田の壁>                   20100825dsc01890b

思わず頬ずりしたり、顔を擦り付けて、しばし涼を楽しんでいました。
 思いのほか長い一日もどうにか16:00小屋に辿り着いて終りました。
小屋の前は槍ケ岳から穂高連峰の西の端西穂高岳まで岩峰が連なっています。
黄昏の空に変化する雲の色、形にしばし見とれていました。疲れが癒されるひとときです。   

<5.黄昏の槍ケ岳>
20100825dsc01914b

縦走三日目、流石に疲れたのか小屋の夕食も箸が進みません。同宿の一人が西瓜を美味そうに食べています。聞くと一切れ300円とか、そういえば、小屋の入り口の水槽の中に、雪渓の雪に埋もれた西瓜があったのを思い出しました。<6.黄昏の槍穂高連峰>                     20100825dsc01921b
 なんとも美味い西瓜でした。西瓜で食欲を回復して、夕食をすませました。
 白山の向こうに日が沈むと、入れ替わるように、満月が雲間に現れてきます。
 

<7.満月の西穂高>
20100825dsc01933b 三脚を持って外へ出る元気もなく、布団の上で、小屋の窓の桟にカメラを載せ、どうにか一枚シャッターを切りました。今年4月末に登った西穂山荘から独標の稜線も月光に照らされています。

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