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2010/09/16

円高は止まらない!

 明治維新、太平洋戦争敗戦に匹敵する大きな構造変化が起きているのです。大きな流れを認めて、そろそろ覚悟を決めないとね。
 為替介入が喧伝されていますが、四大浮遊霊の内、米ドルとユーロが円に取り憑いている今回の円高は、為替介入したら飛んで火に入る夏の虫になります。振興浮遊霊中国の元も、ひたすら米ドルに食いついて離れない今の状況では、四面楚歌です。9月9日付け日経新聞朝刊の記事でも「中国の日本国債買い円高加速の見方も」と報じていますが、振興浮遊霊の中国元は一方で、日本の国債を買って円に取り憑いているのです。
 大きな流れは日本一国では止められないと覚悟して、日本人は政府のせい、世の中のせいと他人のせいにしないで個人個人、己の生きる道を見出し歩き出すときではないでしょうか?身動きが取れなくなる前に。 

 中長期的に考えても、貿易黒字は大好き、円高は大嫌いといった自己中心な思考をいつまで続けるのか?1971年8月15日以前の、為替が一米ドル360円の固定相場の時代は、貿易赤字は赤字国の責任でしたが、15日以降の変動相場制の時代は黒字国の責任に変わったのです。貿易黒字の累積を貯蓄が増えたのと同様に考えて喜んでいてもいつの間にか、為替差損で相殺されてしまい、個々の輸出企業にとってはいいことでも日本人全体では日本人の労働は、ただ働きに終ってしまいます。
 さらに都合の悪いことに、アメリカの属国になってしまった日本では政府が保有する米国債を売却することは現実にはできないのです。国民の税金を石ころに替えたことと同じことです。いつまで石ころ、米国債を大量に保有し塩漬けにする政策を続けるのでしょうか?
 国内には350兆円の預貯金があるそうです。国民の預貯金で、金融機関は日本国債や米国国債を買って利ざや(税金)を稼ぐだけです。企業も手元資金を持て余している状況ですから、日銀がいくら金融緩和をしても、金融機関はさらに日本国債や米国債を買い増しする以外に使い道はないのです。
 国内の預貯金といってもこれも浮遊霊、金融機関という洞穴に逃げ込んでいるに過ぎないのです。円高を逆手に、預貯金を保有している個人、企業が個々のリスクで、350兆円の預貯金の20%、70兆円位、洞穴から飛び出して、海外資産に取り憑けば、円高も緩和することでしょう。 それができなければ、最近話題の貯蓄税を毎年、年率3%、10.5兆円くらい取って次世代育成目的税にして、円高の影響をまともに受ける農、林水産業で仕事をする若者に賃金助成すると宣言したら、宣言しただけで預貯金は株式市場へ、日本国債へ、米国債へ、中国へインドへと逃げ出すでしょう。個人、個々の企業が保有すれば自己の責任です。とは言っても現実には貯蓄税も実行することはできないでしょうし、350兆円の預貯金が自己の責任で海外へ向かうことはないでしょうから、日本は緩慢なる衰退からあるとき、カタストロフィ的没落の道を歩いているのだと思います。
 なぜなら今回の民主党の代表選の結果を見ても政治の混迷は長引き、中央官庁の統治機構、地方公共団体の統治機構は、元々既得権と深くかかわっていて自ら変化を起こすことは期待できないからです。
 菅さんが再選され、人気取りのようにサプライズ気取りで為替介入を始めました。WBSでもキャスターの小谷女史、コメンテーターの評論家もこぞって、「今は断固たる態度で」とコメントしていました。アメリカ政府もドル安を望み、EUを代表するドイツ政府もユロー安を望んでいる今、米系西欧系の巨大な浮遊霊にとって、「断固たる・・・」は日本人好みではありますが、匹夫の勇、飛んで火に入る夏の虫ではないでしょうか。
 日本の中にも円高に乗じ、為替介入を待っている浮遊霊が存在していることは忘れてはならないでしょう。浮遊霊の時代の為替相場は、無策に見えても耳なし芳一のようにひたすら沈黙を守り、夜の明けるのを待つしかないのではないでしょうか。下手に返事をすれば身体ごとさらわれ、精気を吸い取られてしまいます。もちろんお経をくまなく書き込んでおかないと、耳を引きちぎられてしまうのも物語と同じ、耳で済めばまだありがたいのかもしれません。
 「ギリシャ危機の次は日本」と囁かれたときは、まさかと思っていましたが、繰り返す津波のような円高で、日本人が想像しているよりずっと早いのかも知れません。
  しかしてすべては「自己の責任」「己の命はおのれで守る」です。自らを弱者と自覚するなら、エネルギッシュで元気な若者(男も女も)は不毛の就職活動にエネルギーを費やすよりアジア、インドを目指してはいかがでしょう。そして製造業、小売業といった業種業態を問わず元気のある中小企業も座して緩慢なる死を受け入れるのもいいのですが、アジア、インド目指すのも生き残りの策ではあると思うのですが。
 アジアやインドも浮遊霊が取り憑いたから経済的にテイクオフしたし、これからも浮遊霊は続々と取り憑き続けるであろう、成長機会のあるところにチャンスがあると思います。
  海外に出る元気が出ない若者は、親の収入を当てにしないで、低賃金でもいいから、「やりたいことよりできること」「他人の役に立てること」「長く続けることができること」を仕事に選び、低賃金でも生きられる道を探したほうがいいのではないでしょうか。衰退する国は椅子取りゲーム、椅子が空いているうちに座らないとそのうち低賃金の椅子さえ無くなってしまうでしょう。今既に国内の農業、製造業等々中国人研修生の存在無しには成立たなくなっています。彼らを雇用するのに地域の最低賃金を払えばいいという仕組みが、この国に組み込まれていることの意味を考えなければならないと思います。
 逃げ切り世代と嘯いていた我々老中世代、老中間近の50歳代にとっても年金、医療、介護が危なくなってきています。近未来、親も子供に脛をかじらせる余裕はなくなります。子供が若いうちに自立をさせたほうが自分の身の安全です。生物の中で子離れできないのは人間だけ。それとも子供の為に年金を残そうと、白装束でお伊勢参りか、四国お遍路の旅に出ましょうか。「消えた高齢者」と後ろ指を指されても。

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