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2010/09/15

空蝉とは”現世”のこと?

    <空蝉>
20100915dsc02050 昨夜の雨でやっと涼しくなりました。坪庭の苔の上に風に飛ばされた空蝉が転がっていました。
 土の中から這い出た幼虫は木に登り幹や枝にしがみついて羽化して成虫になります。抜け殻は夏の間木々の幹や枝に、しがみついたまま残っていますが、風や雨の翌朝、庭に出てみると、この抜け殻が転がっています。
 
 

 思いのほか数が多いのに驚かされます。日々地表の花や緑ばかり愛でていますが、この土の中に幼虫が何年も生き続けているのですね。
 油蝉は土の中で6年、成虫になって2週間くらいで卵を産み一生を終えるのだそうです。この抜け殻を空蝉というのだと思っていましたが、空蝉とは”現世”のことだそうですから、もしかしたらたった二週間の成虫の間のこと、いや土の中の生活も含めての一生を空蝉というのかもしれません。蝉の一生の盛りは土の中にあり、人間が成虫と呼んでいる地上の姿は、八十八箇所お遍路の旅やお伊勢参りの死出の旅なのかもしれませんね。
 はたして蝉はなんと言って鳴いているのやら。ツクツクボウシが「ツクヅク惜しい」「ツクズク惜しい」と泣いているように聞こえるのも、人間の性ゆえなのかもしれません。人生六十歳の第四コーナーを回ったとき、やっと成虫になったのではないでしょうか。さて、ホームストレッチを如何に走ればいいのか?己は七年過ぎた今も、迷いながら、首を傾げながら走っています。

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