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2011/02/08

雪の北八ケ岳縦走(1)黒百合ヒュッテへ

  <見上げれば青空>
20110201dsc02696b
2011年2月1日~3日大学院の縁者Tさんと二人、快晴の空の下、北八ケ岳を歩く。登山口渋の湯でアイゼンをつけ一路黒百合平を目指す。樹林帯の中を歩くこと1時間10分で唐沢温泉へ下る分岐点にでます。   

                             <黒百合ヒュッテ>                20110201dsc02707b                                        ここからは尾根筋、カメラを梢に向けると真っ青な空、太陽に光が注ぎ樹氷はキラキラと輝いています。
 さらに雪の中を歩くこと一時間半、樹林帯の続く明るい尾根を歩き、今日の宿黒百合ヒュッテに到着。樹氷のに囲まれた山小屋はメルヘンの世界だ。ザックを下ろし、しばし散策を楽しむことにしました。                             

          <天を突く樹氷>
20110201dsc02712b_3 天狗岳と中山の鞍部に拡がる台地が黒百合平、シラビソの木々がクリスマスツリーのように、雪で飾り付けられ林立している美しいメルヘンの世界です。夜、小屋を出て空を見上げると、満天の星空が広がっています。クリスマスツリーに星を飾りつけたようです。                        
                                  <天狗岳東峰>                        20110201dsc027041b_2 世界に二つとないクリスマスツリーが林立です。 氷点下12℃くらいでしょうか、流石に三脚を立てて星空を撮る元気は凍えてしまいました。                  中山峠から眺める天狗岳東峰は、両の翼を広げ、今まさに雛鳥を抱き抱えようとしている母鳥の姿にも見えます。厳しさの中にも暖かさを醸しています。夏の天狗岳は、誰でも気軽に登れる山、厳冬期とはいえその優しさを醸しているのでしょう。
 とはいえこの季節油断は禁物。15:00を過ぎると、冬の日は天狗岳の東壁、北壁に影をつくり寒々とした冬の山の様相を呈しています。今日のうちに天狗岳に登りたかったのですが、小屋に戻るのは早くて16:30分、日没を考慮しつつ、明日の好天に期待して断念しました。
 明日の朝この左の翼の縁を登ります。こうして日の翳った雪の斜面を眺めると、夏の山行とは使える時間の長さ、体感温度などからも同じ山でも、まったく違う山という認識が重要と再確認する光景です。垣間見せる優しさに、うっかり甘えてはいけないのです。なにやら権力者に対峙する弱者の自律心に似ています。
 小屋に戻って、17:30分の夕食まで午睡を楽しむことにしました。宿泊者は同世代の老中5名と単独行の男、女、それに我々2名を合わせて9名です。小屋は3名のスタッフで対応してくれています。通年営業してくれてありがたいことです。夏の山小屋で、すし詰め状態になって怒っている山歩き初心者をみかけますが、山小屋は山歩きの楽しみ全体を維持してくれているインフラという認識が必要に思います。山を愛でて、山を歩く我々全体で受止める共同の責務なのでしょう。お互いに、努々生産性原理で計ってはならない世界だと思うのです。職業病を再発させないよう自戒を込めて。                  

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