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2011/04/05

節約「すべき」か?消費「すべき」か?

”自粛”という言葉を、広辞苑で引くと「自分で自分の行いを慎む」とあります。    東日本大地震と福島原発事故、一方は天災で、一方は人災ですが、いずれにしろ今日本は戦後最大の危機に直面しています。このような非常時は、人々の心が乱れているので、コミュニケーションは、可能なかぎり、丁寧に!、丁寧に!を心がけないと、情報の送り手の、意図は率直に伝わるどころか、かえって混乱し殺伐としてしまいます。
 お花見の中止もそうです。花見を中止するのではなく、花見のイベントを中止するのでしょう。花は年々歳々、今年も去年と変わりなく自分の都合で咲いています。イベントの主催者は、主催者の都合で中止にすればよく、愛でるひと、愛でないひと、それぞれの都合で、愛でてもよし、気分が乗らなければ愛でなければいいのではないでしょうか。一人ひとりの都合が一人ひとりの価値観の現れなのですから。
 戦後最大の危機で気が立っているのでしょうが、「べき論」で己の価値観を押し付ける風潮は避けたいものです。

  「消費を通じて被災者支援」を語るエコノミストが多いのも気になります。「消費を通じて、おカネを回せ」一見もっともらしく聞こえますが、これはお為ごかしに聞こえませんか?消費したければすればよく、したくなければしなければいいのでしょう。被災者のためなら全額を寄付したほうが乗数効果は格段に大きいと思います。
 何となく、「消費」という言葉には”後ろめたい”という日本人らしさが垣間見えて、市場原理信奉者といえども、日本人の片鱗が残っているのかと思うと、まだまだ日本は捨てたものではないなぁと、思ったりします。「消費を通じて・・・・・・・」は、一見経済の話のようで実は「風が吹けば、桶屋が・・・・・・・」式の、落語からの借り物に聞こえます。
 危機のときこそ価値観が露わになります。だからこそ粛々とですね。それにしても多くの人々が夫々の価値観に従って、支援に立ち上がっています。この支援のネネルギーも戦後最大ではないでしょうか?素晴らしいですね。
  我が家では、毎年家内とのお花見は、上野公園の夜桜が定番でした。今年は今日、午後からの都内の会議に出席する前に、隅田川から上野公園を観桜しようと出掛ける準備をしています。

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