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2011/05/30

「福島原子力村『七人の侍』-世界一尊敬される場所を創生した英雄伝-

縁者の久米信行さんが、自分の”願い”そして3.11以後、多くの日本人が願っているであろう”願い”を未来小説にして語っています。一人でも多くの人びとと共有したい”願い”です。”願い”は叶うと信じて。

<福島原子力村「七人の侍」-世界一尊敬される場所を創生した英雄伝->
http://blog.canpan.info/fukushima2050/category_1/
「親子で読むSFファンタジー。時は2050年3月11日。場所は2011年に爆発事故を起こした福島第一原発から半径Xキロ圏内を中心とした高濃度放射性物質汚染地帯。そこは、かつて一般人立ち入り禁止で治外法権だった「福島環境実験特区」、通称『フクシマ原子力村』である。主役は、なぜか自転車で原子力村を訪ねる父親と小学6年生の息子。彼らの目的は?そこで見たものは?」

 「ニッポンサイコー」という携帯サイトのシミュレーションゲームで政治も経済も分からないはずの子供達が、日本が破綻する未来を先験し、先見するという物語の展開は、久米信行さんの面目躍如です。なぜ経済学の専門家、エコノミストといわれる大人たち、政治家といわれる大人たち、企業人といわれる大人たちはなぜ気づけない、先見できないのだろうか。
 第二章ー1「不思議な銅像」に下記の下りがあります。銅像の台座の銘は「わたしたちは銀行に並びます」です。続きが楽しみでもあり、是非多く方に読んでいただきたい、そして共有したい”願い”です。 

『わたしたちは銀行に並びます。』
  お父さんとお母さんに
  貯金を下ろしてもらいます。
  わたしたちのふるさとを
  返してくれないなら。

  わたしたちの学校を 返してください。
  わたしたちの家を 返してください。
  わたしたちの海を 返してください。
  わたしたちの山を 返してください。


  わたしたちは銀行に並びます。
 
  おじいちゃんとおばあちゃんに
  貯金をおろしてもらいます。
  わたしたちの未来を壊すために
  お金を使うなら。

  危ない原発を作るために お金を貸さないで。
  毒を出して知らんぷりな会社に お金を貸さないで。
  ふるさとを壊す政治家や役人に お金を貸さないで。
  うそを平気でつく新聞やテレビに お金を貸さないで。

  わたしたちは銀行に並びます。
  先生にも頼んで
  貯金をおろしてもらいます。

  わたしたちの質問に、
  納得できる答えをもらえないなら。

  「命」と「お金」 どちらが大切ですか?
  「今」と「未来」 どちらが大切ですか?
  「仕事」と「誇り」 どちらが大切ですか?
  「人間」と「自然」 どちらが大切ですか?


  わたしたちは銀行に並びます。
  たとえ、わたしの友だちだけでも。
  たとえ、福島の子供たちだけでも。

  短い命かもしれないけど 今できることをやりたい。
  小さな力かもしれないけど 未来のために何かしたい。
  まだ子供だけど 生きたことに誇りを持ちたい。
  死ぬ時までには 今よりきれいな世界を作りたい。
  
  「わたしたちは銀行に並びます。」

父さんは泣いていた。
ぼくは...よく意味がわからない。 
 「この子たちが、日本を救ったんだ」

父さんは、ぼくをまっすぐに見て言った。

 「なぜ?」
 「どうやって?」

ぼくは、ますます訳がわからなくなった

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