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2011/10/31

八ヶ岳縦走(4)ご来光

     <深夜の標識>
20110928dsc013331bご来光を期待して3:00出立、根石岳を目指します。新調したLEDの懐中電灯が明るく足元を照らしてくれます。

<根石岳からのご来光(1)>
                     20110928dsc013481b
4:30分根石岳昨夜に続いて星空をながめながらご来光を待つことにしました。
 星をながめながら、待つこと1時間、上越の山々の向こうから朝日が昇ってきます。いつ見ても、何回見ても、飽きさせない、不思議な微妙な違いを見せて、昇ってきます。

<上越の向こうからご来光(2)>
20110928dsc013521b  朝日が当たる北八ツのシンボル、ニュウの岩壁、その先に浅間山が赤く霞んでいます。
 奥秩父の山ひだが幾重にも重なって柔らかな曲線を引いています。

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八ケ岳縦走(3)キレットを越えて主稜部へ

     <八ケ岳の主稜部>
20110928dsc01301b権現岳から赤岳への稜線は一旦最低鞍部にあるキレット小屋まで下り、そこから標高差500㍍ほどを2時間で登り返します。左の阿弥陀岳(2,805㍍)、右の赤岳(標高2,899㍍)、横岳(標高2,829㍍)、

                              <阿弥陀岳・中岳・赤岳>
                                                  20110928dsc013101b  

硫黄岳(標高2,760㍍)が続いています。標高2,900㍍から2700㍍八ヶ岳の主稜群が連なっています。
  岩の隙間に鮮やかな赤、草の紅葉が始まっています。赤岳、横岳を越え南八ヶ岳の北のピークが硫黄岳、どこが山頂かわからない広い山頂部、3.11で登るのを諦めて下山した山です。
 
 強行スケジュールの今回の山歩き、すでに一時間遅れ。                         
           

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2011/10/28

お奨め「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」加藤陽子著

書名  「それでも日本人は『戦争』を選んだ」
著者  加藤陽子
出版社 朝日出版社
 我々老中世代でも多くの方が日本の近・現代史を学んでいません。高校の日本史の授業でもせいぜい日露戦争まで、何故か三学期には時間が足りなくなってしまいます。その上歴史教育の多くが出来事と年号の暗記に終始して、古今東西の関係性(因→縁→果)という本来の歴史の学び方で学んでいないように思います。
 歴史として知っている、と思っていることの多くは歴史小説によるものですが、いつの間にかそのフィクションも歴史的事実と混同してしまいがちです。その典型的な事例が我々世代に多い司馬史観ではないでしょうか。間もなくNHKで放映される小説「坂の上の雲」がその代表例といえると思います。司馬史観も小説に編みこまれた司馬遼太郎の歴史観です。
 明治維新から太平洋戦争敗戦までの80年間は日本人にとって稀にみる対外戦争の時代でした。日清戦争→日露戦争→第一次世界大戦→日中戦争→太平洋戦争と”なぜ日本人は戦ってきたのか?”この本は戦後掘り起こされた資料なども読み解きながら著者が戦争を通して語る日本の現代史です。 
 

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2011/10/02

八ヶ岳縦走(2)八ヶ岳の黎明

   <星空の赤岳・薬師岳>
20110928dsc012482b28日午前3時身支度を済ませそっと小屋を抜け出して山頂へ。夜明け前、昨夜はっきり見えていた天の川は、消えていた。昨夜のうちに三脚を立てなかったことを悔やむ。それでも左奥の蓼科山から手前阿弥陀岳赤岳が黒々と屹立し、星が燦々と煌めきながら流れていく。

 <流れるオリオンの三ツ星>
                        20110928dsc012491b



                             

  長い時間夜空を眺めていると、流れ星が夜空を区切りながら右に左に流れていく、慌てて願い事を、老中とて、願いも少なくなったのか、記憶力の衰えか、反射神経が鈍くなったか定かではないが、願いを口ずさむ前に消えてしまう。
  オリオンの三ツ星にレンズを向けてみた。確かに3つ揃って流れていく、右下の一際太い直線の星はさて?

   <赤岳の黎明>
20110928dsc012561b_2                          
 携帯が繋がる山が増えてきた。スマホがつながれば、星座の名前と位置、物語を知ることもできるだろうから山の楽しみも一味違ったものになるのだろう。試してみる価値がありそうだ。
 午前5時、東北東、上越山塊あたりか空が赤く染まってくる、雲の色が変わり、、山肌の色彩が変わっていく。荘厳の一時。直下の山小屋では朝食が始まる頃、この山頂には誰もいない、欲張ったわけでもなにのに何故か、この荘厳も独り占め。                                                             
                        

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2011/10/01

八ヶ岳縦走(1)編笠山から権現岳へ

       <トリカブト一輪>
20110927dsc01219b2011年9月27日南八ヶ岳を縦走すべく、中央線小淵沢に降り立った。一台残っていたタクシーに慌てて乗車、これが今回の山旅の初歩的なミス、「初心を忘れた」罰で喉の渇きに苦しむ半日になった。自業自得だ。

                                 <すすきの穂に秋の色>
20110927dsc012261b いつもならまず下車駅で水を確保するはずが、タクシーに気を取られ乗車、運転手さんに「登山口に水はありますよね?」と聞いてしまった。これが間違いの上塗りになった。
運転手さんは言う。「山小屋があるんだから水はあるでしょう」ところが下車すると、林道の終点駐車場があるのみ。

<遠い飲み屋>
20110927dsc01234b
                                 
                           
                                              
                                
 走り去るタクシーを恨めしそうに見送って、ペットボトルに残っている100mlほどのお茶を見つめながら覚悟を決める、水不足の山歩きの練習にしようと。
 トリカブトも終わりに近く、色褪せた花ばかり、中に咲き遅れた一輪が誇らしげに鮮やかな紫の兜を見せ、すすきの若い穂がキラキラと逆光に輝いて、わずかに秋の始まりを告げている。
 標高2,524㍍編笠山を越え喉の渇きを騙しだまし歩くこと3時間半、青年小屋に着く。小屋の裏手に「金名水」と名づけられた水場がある。「金名水」とか「銀名水」と名のある水は、とにかく美味い、きっと寿命も伸びるに違いない。運転手さんの答えもあながち間違いではなかったことを知ることになる。
 「答えは常に問いの中にある」他人に聞くのが間違い、山の初心はまず水の確保、タクシーを次の人に譲って水を確保するのが大事だったと身に染み付いた能率病を反省しながら、またまた延命を願い金名水をしたたかに飲み、汗を拭うこの快感、山歩きの愉しみのひとつでもある。
 
 

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