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2011/10/01

八ヶ岳縦走(1)編笠山から権現岳へ

       <トリカブト一輪>
20110927dsc01219b2011年9月27日南八ヶ岳を縦走すべく、中央線小淵沢に降り立った。一台残っていたタクシーに慌てて乗車、これが今回の山旅の初歩的なミス、「初心を忘れた」罰で喉の渇きに苦しむ半日になった。自業自得だ。

                                 <すすきの穂に秋の色>
20110927dsc012261b いつもならまず下車駅で水を確保するはずが、タクシーに気を取られ乗車、運転手さんに「登山口に水はありますよね?」と聞いてしまった。これが間違いの上塗りになった。
運転手さんは言う。「山小屋があるんだから水はあるでしょう」ところが下車すると、林道の終点駐車場があるのみ。

<遠い飲み屋>
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 走り去るタクシーを恨めしそうに見送って、ペットボトルに残っている100mlほどのお茶を見つめながら覚悟を決める、水不足の山歩きの練習にしようと。
 トリカブトも終わりに近く、色褪せた花ばかり、中に咲き遅れた一輪が誇らしげに鮮やかな紫の兜を見せ、すすきの若い穂がキラキラと逆光に輝いて、わずかに秋の始まりを告げている。
 標高2,524㍍編笠山を越え喉の渇きを騙しだまし歩くこと3時間半、青年小屋に着く。小屋の裏手に「金名水」と名づけられた水場がある。「金名水」とか「銀名水」と名のある水は、とにかく美味い、きっと寿命も伸びるに違いない。運転手さんの答えもあながち間違いではなかったことを知ることになる。
 「答えは常に問いの中にある」他人に聞くのが間違い、山の初心はまず水の確保、タクシーを次の人に譲って水を確保するのが大事だったと身に染み付いた能率病を反省しながら、またまた延命を願い金名水をしたたかに飲み、汗を拭うこの快感、山歩きの愉しみのひとつでもある。
 
 

                                 

                            <擬宝珠から権現岳へ>
20110927dsc01233bTV東京の山番組で紹介された編笠山の山小屋「青年小屋」確かに「遠い飲み屋」の赤提灯が下がっている。赤提灯を横目に一路今日の目的権現小屋を目指す。
 一度は赤提灯で一杯やりながら、小屋の名前の由来も聞いてみたいと思う。「どうして『青年小屋』なの?」





     <中央線光の川>
2011dsc012461b権現岳標高2,715㍍、直下の権現小屋は、昔の山小屋の雰囲気が残る小さなランプの宿、夕食はカレーライス。宿泊者三人と小屋番としばし談笑、話題はいつの間にか原発事故へ、そして金融危機へと流れる。
山頂へはたった一分、星空、ご来光にはまたとない好立地の山小屋だ。
 中央線沿線の夜景が双耳峰の擬宝珠に区切られながらも、左下の小淵沢から茅野そして下諏訪へと光の川になって流れている。山の頂の夜は静寂の一時、外界は眠らないのか。

 

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