« 八ヶ岳縦走(1)編笠山から権現岳へ | トップページ | お奨め「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」加藤陽子著 »

2011/10/02

八ヶ岳縦走(2)八ヶ岳の黎明

   <星空の赤岳・薬師岳>
20110928dsc012482b28日午前3時身支度を済ませそっと小屋を抜け出して山頂へ。夜明け前、昨夜はっきり見えていた天の川は、消えていた。昨夜のうちに三脚を立てなかったことを悔やむ。それでも左奥の蓼科山から手前阿弥陀岳赤岳が黒々と屹立し、星が燦々と煌めきながら流れていく。

 <流れるオリオンの三ツ星>
                        20110928dsc012491b



                             

  長い時間夜空を眺めていると、流れ星が夜空を区切りながら右に左に流れていく、慌てて願い事を、老中とて、願いも少なくなったのか、記憶力の衰えか、反射神経が鈍くなったか定かではないが、願いを口ずさむ前に消えてしまう。
  オリオンの三ツ星にレンズを向けてみた。確かに3つ揃って流れていく、右下の一際太い直線の星はさて?

   <赤岳の黎明>
20110928dsc012561b_2                          
 携帯が繋がる山が増えてきた。スマホがつながれば、星座の名前と位置、物語を知ることもできるだろうから山の楽しみも一味違ったものになるのだろう。試してみる価値がありそうだ。
 午前5時、東北東、上越山塊あたりか空が赤く染まってくる、雲の色が変わり、、山肌の色彩が変わっていく。荘厳の一時。直下の山小屋では朝食が始まる頃、この山頂には誰もいない、欲張ったわけでもなにのに何故か、この荘厳も独り占め。                                                             
                        

                                <権現岳の頂き>
                         20110928dsc012601b_2
 微かに冠雪した富士山が雲の海に浮かんでいる。南に目を転じると、鳳凰三山、北岳、甲斐駒、千丈岳と南アルプスの山々が見える。地蔵岳のオベリスク、甲斐駒の摩利支天も「ここだ!ここだ!」と自己主張をしている。               

     <南アルプスの空>
20110928dsc012711b
 
 東の奥秩父連山の奥から朝日が登るはずだったが、残念なことに雲が厚く写真にならなかった。
 中央アルプスから北アルプスの槍穂、鹿島鑓、白馬三山360度の展望が素晴らしい。
 昔から八ヶ岳は俗称小屋ケ岳というほど山小屋が多い、ここ権現小屋は地味な小さな小屋だが、八ヶ岳一の展望の山小屋だ。赤岳頂上小屋の遠望もいいが、肝心の赤岳を見ることはできない。
 そうだ、人間も自分で自分のことを見ることはできないのだ。
   <八ヶ岳の主峰赤岳>                               
  20110928dsc012801b

朝日を諦めて、お茶を沸かして、昨日の残りのお握りを頬張りながら景色を楽しむ。昨日家を出るときに家内が握ったおにぎりだ。
 とうとう山頂で3時間半を過ごした。予定を45分遅れて赤岳を目指す。

                                



          

|

« 八ヶ岳縦走(1)編笠山から権現岳へ | トップページ | お奨め「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」加藤陽子著 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50017/52877925

この記事へのトラックバック一覧です: 八ヶ岳縦走(2)八ヶ岳の黎明:

« 八ヶ岳縦走(1)編笠山から権現岳へ | トップページ | お奨め「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」加藤陽子著 »