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2012/01/01

明けましておめでとうございます。

       <年賀状>
1明けましておめでとうございます。
 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。 

3月11日の大津波、福島原発事故の大惨事を目のあたりにし、以後しばしば、諸行無常の四文字が心をよぎるようになりました。 

福島原発事故の大惨事から今世界各地で、原子力発電の是非が問われています。「忘れたい」「知りたくない」と念じていた、念じていたがゆえに忘れていた、知らないで済ませてきた放射能汚染の恐ろしさを思い出させてくれました。核廃棄物は十数万年という途方も無い歳月、日本列島に住む人々の生存を脅かし続けていきます。

年末の株式市場大納会は「日経平均29年ぶりの安値」と報じています。29年前は1982年です。

                            <顧客満足の輪廻>
20111231 こ
の年、日本の宇宙工学の先駆け糸川英夫博士が著書「第三の道」を出版し、日本の未来、先進国の未来に警告を発しています。サブタイトルに「インドと日本とエントロピー」とあります。熱力学第一法則(質量不変の法則)のみを信じて物質文明を謳歌してきた米日欧の先進国は、熱力学第二法則(エネルギー不可逆の法則)を忘れていたのです。「エントロピー増大の法則」(すべては無秩序へ向かう)です。エントロピーはエネルギー消費によって増大するいわばゴミ(核廃棄物もそのひとつ)のようなものです。糸川英夫博士はインドを旅して、インドは低エントロピー社会を代表する国、先進国は高エントロピーの国、GNP(今はGDP)で計った先進国もエントロピーで計れば後進国、インドは超先進国だと書いたのです。そして日本をはじめ先進国は低エントロピー社会を目指せと。

 しかし今ではそのインドさえ、発展途上国と名を改めGDPで計る社会を目指すようになりました。一方先進国は、紙切れ通貨を資本として発展途上国に注ぎ込み、さらなる発展途上国の経済成長を取り込み、己の経済的苦境を脱しようと焦っています。紙切れ通貨の増発は未来のエネルギーの先食いに過ぎません。エントロピーの法則に加速度をつけることはあっても逃れることはできません。エントロピーの法則は宇宙の法則ですから。29年前の糸川英夫博士の警告を今真摯に受け入れるときにきているように思います。

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