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2012/05/31

野田首相の「私の責任で判断」の「責任」の意味するところ

日頃寝つきのいい僕が昨夜は久々に寝つきの悪い夜を過ごしました。野田首相の「私の責任で判断」という言葉の先に、日本社会の暗い未来を想像し暗澹たる思いに沈んだからです。もちろん野田首相の消費税増税、大飯原発再稼働の意志を表明したことがその種子です。といって元々自分がこの二つの問題に反対しているという理由からではないのです。賛成、反対はそれぞれ、個々人意見の別れるところ、自分の意見と異なるからすべて駄目というほど頑迷ではないつもりです。野田首相の、この「責任」という言葉の使い方です。 暗澹たる思いの中ですっかり記憶の外にあった、子供の頃父親に教えられた言葉を思い出しました。
「男は軽々に『責任』という言葉を使うものではない!」
「軽々に『責任』を口にする男には気をつけろ!」
「一人の男が個人として『責任』を取れることは高が知れている!」
「だから古の武士は『切腹」という己の命で贖った」と。 

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2012/05/27

深緑の京都(2)緑の中を

<太田神社のカキツバタ>
20120521dsc02210b 5月21日金環日食を見ようとホテルを5:30分にチェックアウト、地下鉄とタクシーを乗り継いで、上賀茂神社へ直行。前日饒舌なタクシーの運転手さんのお奨めにしたがって、太田神社のカキツバタを見物しました。自生の群落としては株数も多く見ごとな群落です。

<カキツバタ>
                      20120521dsc02224b_2

  太陽が登り光に透ける紫の花びらは瑞々しく艶やかな彩りです。刃を突き立てたように緑の葉が林立してカキツバタの屏風画の背景を彩っています。

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深緑の京都(1)三条大橋の黄昏

    <三条大橋の黄昏時>
20120520dsc02202b5月20日所用のついでに黄昏の京都を散策。清水寺から八坂の塔、祇園そして三条大橋に。歩くのは嫌いではないのですが結構な距離があります。鴨の河原も夕日に染まり風情があります。

<三条小橋の高瀬川>
20120520dsc02207b
   森鴎外の小説「高瀬川」を思い起こしながら、しばし三条小橋から高瀬川の流れをぼんやり。三脚がなかったので写真もぼけた、言い訳にはなりません。(笑)

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2012/05/25

M・サンデル著「それをお金で買いますか」

書   名 「それをお金で買いますか」-市場原理主義の限界-
著  者 マイケル・サンデル
出版社  早川書房
  原題は「What Money Can’t Buy」つまり「お金で買えないもの」です。これをどうして「それをお金で買いますか」と変えたのだろうか?「売っているものならなんでも買っていいのですか?」と買い手に問いかけているようにも思えます。それなら「売れるものはなんでも商品にしていいのですか」と売り手にも問わなければならないでしょう。
 親しい縁者Nさんとの世間話の途中、いつも「最近日本人に糊代がなくなったね」「日本人は不寛容になったね」と嘆く。この本を読んで思った。そう、ひととひとの間、その隙間こそ社会と名付けているものではないかと、この隙間、関係性が糊代だ、今その糊代を市場と名付けて、あたかも実体であるかのように錯覚して、商品化し売買しています。糊代が無くなるのは当たり前です。婚活、離活、就活、育活とうとう終活という商品もできているといいます。今度Nさんと会ったらこの本を話題にしようと思っています。
 マイケル・サンデル教授の白熱教室のお陰で「哲学」という語が使いやすくなりました。ありがたいことだと感謝しています。この本は自由の名のもとに人間生活に関わるあらゆるものが商品化、お金で買えるようになりつつある現在の様相を止めなければいけないとの警告の書です。
 日本が高度成長の坂を登り詰め山頂へあと一歩という、1960年代の後半、日本は米国からエコノミックアニマルと揶揄されていました。多くの我々企業人は「一所懸命働いてどこが悪い!」と反論していました。すっかり死語になっていたと思ったのですが、そうではなくすっかり浸透してしまい日本人自身疑問にも思わなくなっていたのです。

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2012/05/03

北アルプスの春ー燕岳(2)

    <夜明け前の燕山荘>
20120429dsc020661b4月29日午前4時まだ星の残る山頂へ向かう。途中のピークに三脚を据えて、ご来光を待つ。夜明け前の山小屋の灯がロマンを誘う、窓から溢れる灯りが団欒の名残りなのだろう。
山小屋の外、テント泊の登山者は、朝食の準備が始まっている。

                                    <ご来光(1)>
                           20120429dsc02091b
 待つこと30分、昨年は氷点下十数度の寒さと烈風で拝めなかったご来光がが、今年は暖かく、柔らかく、霞の雲の中を昇ってくる。雲の中ではなく山の向こうからきっちり出てくるのも嬉しい。
   

         <ご来光(2)>
20120429dsc02097b
                        

人類が古来太陽を生命の神としてきたことが実感できる神々しい瞬間だ。この柔らかさ暖かさがグレートマザーと象徴される所以なのだろう。 RAW画像から赤色を落としてみると、また違った隠れた情景が見えてくる。

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2012/05/02

北アルプスの春-燕岳(1)

    <槍ヶ岳>
20120428dsc02016b毎年GWが雪山を樂しむシーズン最後と北アルプスへ出かけます。今年も27日19:00に家を出て29日19:00に帰宅48時間の山行でした。自然の中に浸ると、時間が桁違いに長くなるから不思議です。 

                              <暮れ泥む裏銀座縦走路>
                   20120428dsc02048b




GW初の新宿発23:54分発ムーンライト、大糸線穂高駅5:00に着くと燕岳登山口行きの乗り合いバスが例年の如く待機しています。 
 今年は若い経営大学院の卒業生の縁者Fさんと二人です。まれに見る好天で靴底に感じる雪gは少々やわらかい。

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