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2012/08/05

栂池高原から五龍岳へ(5)不帰ノ嶮

     <日の出前の雲海>
20120726dsc02782b7月26日今日は三日目、今日も3:00満点星の下山小屋を出る。山小屋の前で雪田の雪解けの水を2㍑ポリタンに詰めて出発だ。斜面を登ると天狗尾根に出る、未だ尾根筋は月もなく暗闇だ。

<北信五岳からご来光>
                            20120726dsc02810b

一時間ほど歩いた東面の見晴らしの良い岩場に三脚を立て、お湯を沸かす。4:00、味噌汁とお茶で早い朝食、昨日の夕食が17:30分だから10時間は経っている。東の空が白み始めると、そわそわしてカメラを構えレンズ越しに雲海を捉える。久々に圧倒される雲海に心が踊る、帰宅してLAW画像を仕上げるのが楽しみだ。しかしいつも思う、人間の眼ほど優秀なレンズはないのではないかと。この千変万化の光の色を画像には再現できない。

  <雲海に埋め尽くされて糸魚川の谷>
20120726dsc02828b雲海が糸魚川の谷を埋め尽くし、立っている後立山連峰の足下から、北信五岳まで埋め尽くしている。船を漕ぎだして渡ったら蓬莱山に着くのだろうか。今日は雲海が深く太陽が昇っても、太陽光が斜めに差し込んで、薄絹を重ねるように雲が流れている。荘厳の一語。
 人生の最後にこの雲の中へ船出ができたらなんと素晴らしいことだろうと、ふと思う。そのときはデジャヴ。

<鎖場のイワギキョウ>
                          20120726dsc02843b

今頃山小屋で起きだしている登山者、なぜこの光景を見ないのだろうかと。余計なお世話だ、だから独り占めできるのだが。

<唐松岳から五龍岳への稜線>
20120726dsc02859b
さて5:30分出立。天狗尾根の頭を過ぎるとここから3時間、今回の縦走の難関不帰ノ嶮を通過する。鎖と鉄梯子で這いつくばったり、カニのように岩壁に、横ばいなったりちょっと緊張する、緊張すると怖さはおきないから不思議だ。鎖を伝って登った窪みにイワギキョウが咲いている、緊張の分だけ美しく見える。
 天狗の大下りを下り、不帰ノ嶮Ⅰ峰Ⅱ峰と上り下りを繰り返すと標高2,696㍍の 唐松岳に着く。ここからの五龍岳の岩峰が大きい。
 
 
今日の終着の五龍山荘は、レンズ雲の直下のピークを超えた鞍部にある。予定より一時間早く着いた、途中で昼寝ができそうだ。八方尾根から登ってくる軽登山者の多い唐松岳、いずれ自分もこの仲間入りをするのだ。

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