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2012/12/31

百舌鳥の早贄

     <百舌鳥の早贄(1)>
20121231dsc03401b2012年12月31日大晦日、やり残した庭の掃除をしていると、南天の枝になにやら変なものが見える、蛙の磔刑だ。それにしても見事な磔刑だ。ハサミをしっかり入れなかったのだろう、切り残した枝の先に背中を一刺しにしている。
 二週間ほど前に、庭木の剪定にきた職人が枝を切り落としたばかり、冬眠に遅れた蛙が百舌鳥に捕まったらしい。
 

                               <百舌鳥の早贄(2)>
                     20121231dsc03403b
 話聞いていた百舌鳥の早贄とはこの光景のことだ。木枯らしが吹いて雑木林の枯れ葉がすっかり落ちて木々が裸になると、枝にトカゲやミミズ、蛙といった小動物が枝に刺さっている。百舌鳥が餌を取って枝に刺して忘れてしまうらしい。一説には冬の餌が少なくなるときのために保存したつもりが忘れてしうのだという。
 百舌鳥も心配性なのだろうか、明日飢えることを恐れてのことなのだろう。忘れてしまうというのは、食べてもらえない蛙には気の毒だが、百舌鳥の健忘症はなんとも愛嬌があっていい。しかし3.11から2年、あわや首都圏壊滅という恐怖を味わった日本人の健忘症は愛嬌では済まされないと思うのだが。安倍政権は、原発再稼働に向けて着々と手を打っている。野田元首相も歴史に残る悪宰相だが、安倍現首相も又同工異曲。日本人は今、民主主義の最悪の場に立ち会っているのだろう。百舌鳥の早贄でもあるまいに、すっかりエコノミックアニマルが身についてしまった経済最優先の声、我々庶民もこの蛙のようになるのだろうか?哀しいかな、哀しいかな。

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