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2013/12/10

雲取山へ(2)雲取山から石尾根を下る

   <雲取山山頂からのご来光>
20131122dsc04449b 2013年11月22日今朝のご来光は6:22分と聞いて、小屋の朝食を取らず5:30分に小屋を出る。30分で山頂に。三脚を立てカメラを据え付けて持参の好物アンパンを食べながら待つ。東京の邦楽から朝日が昇ってくる。

 

                          <飛龍山を前景に南アルプス主峰群>20131122dsc04465b

今朝は雲の間から一度雲に隠れたと思ったらさらに一段上の雲の上から二度目のご来光だ。なんだか得をした気分。ご来光の昇る前後30分、眼を瞑るのも惜しいほど周囲の山々の色の変化が美しい。冥土へいくときもきっと惜しい惜しいと瞑るのだろう。
 紅葉の残る飛龍山の後ろに右から北岳、間ノ岳、農鳥岳の主峰群、そのさらに億には塩見岳、北岳の右には仙丈岳、甲斐駒岳と新雪を頂いて輝いている。登った者だけが味わう自己中的な感動なのだろう。(笑)

   <微かにスカイツリー
20131122dsc04467b日が昇ってしばらくすると周囲が騒がしい「スカイツリーが見える」とはしゃいでいる。確かに見た者にしか見えない、写した者にしか見えない微かなスカイツリーだ。

                                 <石尾根高丸山山頂からの富士山>
                20131122dsc04476b
 7;30分ちょっとのんびりし過ぎた、今日は徒歩行程8:30分ひたすら石尾根を奥多摩駅まで下る。初冬のこの樹走路は右手に富士山を眺め、前には奥多摩の御前山、大岳山、左には川乗山と奥多摩の山々を眺めながら日だまりを下っていくのんびり道だ。

  <石尾根落ち葉の日だまり>
20131122dsc04488bこの季節のこの尾根、絨毯を敷き詰めたように落ち葉の道が続いている。カサコソ靴底が落ち葉を踏みしだく音、くるぶしまで沈む落ち葉を蹴散らして歩く楽しみがある。

                           <名残の秋>
                  20131122dsc04493b
 一度追い抜いた同世代の寡黙な男性が追いついてきた、「どうぞお先に」と道を譲ると、「お前の落ち葉の音が後ろから追いかけてくるのは、うるさいから追い抜くのは嫌だ」と冗談とも本音とも取れる真顔で言う」面白いひとだ。
 
 多くの登山者は雲取山から1.5時間ほど下った七ツ石山で小河内ダムへ向かって下っていく。雲取山の地図を買って秩父側から登ってくると、地図はこの七ツ石山で途切れてしまう。ここからは奥多摩の地図の領域。奥多摩の地図では、逆に三峯神社への下りが途中で切れる、標識も完備していて、地図が無くても歩けるのだが、地図が途切れた先を歩くのは、そこはかとない不安が過るものだ。七ツ石山を越えて歩いていると後ろから昨夜山小屋で談笑した男性が一人歩いてくる、地図は無いけれど、この石尾根を下りたいと言う。昨夜の会話でこの尾根の魅力を話したのが効いたのかもしれない。それでは、僕は足は遅いけれど奥多摩駅、いやその先日帰り温泉までご一緒しましょうと相前後して共に歩くことになった。遅くなって迷惑をかけてはと、つい足早になる、相手は60歳お陰で下山予定より30分早く、15:30分に日帰り温泉「もえぎの湯」に着く。
標高千㍍当たりまで下ってくると、秋の名残の紅葉がまだ残っている。久々に、童心に返って無邪気に落ち葉を蹴散らして歩く、初冬の石尾根下りを楽しんだ。
 落ち葉踏む脚下の声の静けさよ
 明日は若葉の肥と消えゆく 2113年11月22日(奥多摩石尾根-雛鳳-)
 
 
 
 

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コメント

神戸常雄さん
コメントありがとうございます。十文字峠は奥秩父の核心部ですね秩父と信州の往還に使われた峠だったんですね。シャクナゲの季節に登っていないので、一度は6月に歩きたいと思っているところです。来年は雲取山から金峰山、奥秩父縦走をと念じています。歩ける内にと。

投稿: 懐中電灯→神戸常雄さんへ | 2013/12/22 10:03

秩父逍遥の貴文、拝見しました。初冬の秩父は思うことも多いです。過年、まだ十文字峠に小屋が無かったころ、小さな天幕を張って夜を過ごしました。大島亮吉先輩の名随筆「十文字峠」をしきりに思い起こしました。急病でぐったりした女の子を背負って、燃えるような紅葉の枝で娘をあやしながら、道を訊ねて、夕刻、信濃川上から梓山へ越えた行った男性。力ない女の子の泣き声が遠く残った、という挿話。昭和初年の秩父の幻想の光景が、眼に浮かびます。 すてきな山旅、お疲れ様でした。

投稿: 神戸 常雄 | 2013/12/12 18:10

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