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2014/03/23

経営体験に観る「今ここ」(2)”今”と”ここ”

<経営体験に観る「今ここ」(2)“今”と“ここ”>
 
 「今ここ」の“今”は時、“ここ”は空間、ということは「今ここ」は時空のことです。英語ではSpaceTimeとかTime&Spaceというのだそうですが、宇宙空間を表す言葉です。ですから“今”と“ここ”は分けることはできないのです。経営体験では、カードを引いた瞬間の時空のその一点に立ち現れる関係性が“今ここ”です。

その“今ここ”の関係性は、先に書いたお客様、不確実性、己の意志との関係性だけではなく残り5人の経営者、6人の会社盤、囲んでいるマーケット盤、傍らに控えている我々講師達もひっくるめた全体の関係性のことです。宇宙空間の中の「今ここ」の一点と眼にみえない無限の関係性の糸が伸びて一つの時空(小宇宙)を構成しているのです。

  人間の意識では“今ここ”に己と他者との関係性が現われるように思えるのですが、そうではなくて立ち現れた、己をも含む未分の関係性が「今ここ」であり、己自身と考えたいのです。そしてその一瞬の関係性は、己の意思決定(行動)によって変化し、一瞬にして「今ここ」の関係性の眼に見えない糸を伝わって、新しい関係性に変わっていきます。人間の意識としては、経営者Bが、経営者Cがカードを引くときは己には関係ないように思えるのですが、「今ここ」の関係性には自他の軽重、善悪はないのです。
 時空とか宇宙とか想像を広げると、なにやら眼の前の円形のマーケット盤は中世の地球の絵に似てきませんか。当時は天動説で地球は平らで地の果ては海の水が溢れ落ちている姿を想像していました。天動説は「自己中心思考」の代名詞、今は「地動説」、地球は丸くて、太陽の廻りを365日周期で回っていると、誰でも頭では、知っていているのですが、人間はいつまで経っても地動説を信じることは困難なようです。地動説を信じることができるようになることを「悟り」というのかもしれませんね。地動説は「相手中心思考」「利他のこころ」の代名詞ですから。自戒を込めて。  <続く>

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