« 雪の北穂高岳へ(2)明神橋から涸沢圏谷へ | トップページ | 今読む「日本文明とは何か」-山折哲雄著ー »

2014/05/03

雪の北穂高岳へ(3)いざ北穂高岳へ

   <北穂高岳から前穂高岳 >
20140428dsc05113b 4月28日7:00北穂高岳の雪の斜面を歩き始める。前後はすでに誰もいない。夜明けとともに歩き出した人々が点々と見える。 

                         <足下に涸沢のカラフルなテント群>                          20140428p1030843b

 後ろを振り向くこともできないような急な斜面、カネラだけはシャッターチャンスを逃さないように、いつもの通り首からぶら下げているのだが、雪の急斜面に這いつくばっているので、取り出す余裕もない。
 幾分緩くなった斜面で休息を取り、下から軽快なピッチで追いついて来る単独行の登山者をカメラに収めた。自分の姿はどう見えているのか?。追いつき追い越した彼も上から撮ってくれていた。帰宅後メールで写真を交換した。思いがけない縁ができだ。
 

<北穂高岳山頂から奥穂高岳、ジャンダルム>
20140428dsc05125c 
 
喘ぎ喘ぎ三時間ほど登ると、先に登った人たちが10数名下ってくる。先頭を切って下ってくる元気な女性、昨日乾燥室でヨモヤマ話しをした女性だ。若者の元気に煽られるばかり。
11:00標高3.106㍍北穂高岳山頂にたどり着く、一時間ほど前に山頂の標識が立ったそうだ。富士山も南アルプスも、八ヶ岳も見える。大キレットの先には槍ヶ岳だ。

                          <北穂高岳山頂から槍ヶ岳>
 
P1030855b 欲を云えばキリはないが、山の写真には天候がいま一つだ。青息吐息で登ってきたばかりなのに、幾つになっても欲の深い己がいる。
 狭い山頂の直下では、山小屋のスタッフがチェーンソーで雪塊を切り出し、山小屋を掘り出している。ここは数少ない山頂にある小屋、せっかく登ったのだから一泊をしたいところだが、明日の天候は雨、ここは雪になるだろう。残念だが、緊張の持続している今のうちに下ることにしよう。 

 

 

    <本谷橋から蝶ヶ岳>
20140428dsc05131b  一時間ほど下ると、眼下に遭難救助のヘリが旋回して、遭難者を救助しているのが見える。登ってくるときすれ違ったうちのお一人が滑落したのだ。ご夫婦で歩いていた奥様だそうだ。
 下りはなんとか二時間で涸沢へ着く。飲まず食わずの7時間だったので、遅い昼食を行動食のアンパンと大福で済ませて、風呂のある横尾山荘まで一気に下ることに。
 ここから先は鼻歌交じりの2時間半。アイゼンをはずす本谷橋まで下ると正面に蝶ヶ岳が見える。                       

|

« 雪の北穂高岳へ(2)明神橋から涸沢圏谷へ | トップページ | 今読む「日本文明とは何か」-山折哲雄著ー »

コメント

田村元さん
コメントありがとうございます。登っているときは、急斜面でも雪面を見ながら登っているだけですから恐怖感はまだまだ。頂上にたどり着いて、いざ下山しようと思ったら、己の足跡が見つからないのです。恐る恐る前に乗り出すと、それらしき跡が。立って眼下を見下ろすと、己の身長の分高度も高くなり恐怖感が増しますね。一歩踏み出すと落ち着きます。カメラもザックにしまって慎重に下りました緊張感で脳も活性化して、ボケ防止になるのではないかと思うと、又登りたくなりますね。登山は細胞の活性化にいいのではないでしょうか。我田引水?

投稿: 明賀義輝→田村元さん | 2014/05/05 11:01

日本を代表する名山の北穂高。厳しい冬山の登頂。そして、限られた人だけが得られる絶景と達成感。無事のご帰還、お慶び申し上げます。

投稿: 田村元 | 2014/05/04 09:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50017/59565698

この記事へのトラックバック一覧です: 雪の北穂高岳へ(3)いざ北穂高岳へ:

« 雪の北穂高岳へ(2)明神橋から涸沢圏谷へ | トップページ | 今読む「日本文明とは何か」-山折哲雄著ー »