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2015/07/08

「水とお金のアナロジー」

「水とお金のアナロジー」

5月の講座に若い学部生19名が参加してくれました。冒頭にこの講座のテーマ「ビズネス感性を磨く」手始めは「会計リテラシー」そのさらに手始めにと「お金と水のアナロジー」の話をしました。

 経済学者にして哲学のひと岩井克人さんは”人間”は生物的実体と人間的実体の二重構造になっていると喝破しています。前者は“遺伝子”によって継承されていく。後者は”言語・貨幣・法”によって形作られていくので、生物的実体の生死とはかかわりなく社会的実体として継承されていく、後者はミームの一種なのでしょう。

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2015/07/07

お奨め書名「帳簿の世界史」ジェイコブ・ソール著

書名「帳簿の世界史」
著者 ジェイコブ・ソール
出版社 文芸春秋
 今東芝の粉飾決算問題もあり、時宜を得た一冊です。1929年の大恐慌、リーマンショック、世界経済を揺るがす大事件でも公正を期するはずの会計監査法人も総掛かりの粉飾決算が明らかになっています。にもかかわらず帳簿(複式簿記)の重要性はますます高まっています。腰巻きには「権力とは財布を握っていることである」とあります。今時のギリシャ問題の本質もこの腰巻きの一行に象徴的に表れています。ユーロに加盟した瞬間に加盟国は国家としての権力を手放していたのです。自由に離脱する術はないのです。古代ギリシヤ悲劇は神々の悲劇ですが、現代のギリシャ悲劇は直接的にギリシャ庶民の悲劇です。日本の庶民層にとってもいつか来る我が身の姿かもしれません。  

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