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2015/10/06

南ア白峰三山縦走(3)奈良田へ

<西農鳥岳から日の出前の富士山 >
20151001dsc01574b2015年10月1日予定通りなら今日は最終日、己のタイムスケジュール通り歩けば、奈良田発最終バスギリギリ間に合うはずだ。
 3:30分小屋の管理人さん、お湯とコーヒーを持って来てくれた。4:00に出立する僕のためだ。

                          <西農鳥岳の御来光>                          20151001dsc01590b

 出立時の熱い一杯の飲み物は有難い。昨日の雲の様子からも今日は午前中から天候が崩れそうだ。管理人さんも早立ちをすすめてくれる。
 早くも4:15分タイムスケジュールに15分遅れた。ヘッドランプの灯り頼りに西農鳥岳を目指す。
 5:00西農鳥岳山山頂、標高3,050㍍。三脚を立てカメラを据えて、しばし行動食を食べながら日の出を待つ。昨シーズンから行動食にカルビーのフルーツグラノーラを持参しているが味もよく好きな量をいつでも、どこでも食べられて便利だ。賞味期限の切れたアンパンの残りも食べる。日の出前後30分の雲の色、山肌の色の変化が美しい。農鳥岳の先に富士山が雲海に浮かんでいる。

<西農鳥岳から朝萌えの間ノ岳・北岳>
20151001dsc01597b朝日が出ると岩肌が赤く染まる、岩を這う灌木も秋色に真っ赤だ。ここでは間ノ岳が主役、右奥の北岳、左奥に仙丈ヶ岳を従えている。ここに立つと「なぜ三山なのか?」がわかる。鞍部に赤い屋根の農鳥小屋が小さく見える。この小屋がなければ、白峰三山は歩けないのだ。忘れてはいけない。

 

<塩見岳へ続く錦繍の仙塩尾根>
 
                          20151001dsc01608b_2

 仙丈ヶ岳と塩見岳を絆ぐ仙塩尾根も秋色に染まっている。10年前真夏の太陽に炙られながら、よろよろ歩いた姿を思い出すと、我が事ながら、つい笑ってしまう。北アと違って南アは水が乏しいのが辛い。間ノ岳は北岳から塩見岳を歩く分岐点でもある。ここから仙塩尾根に踏み込んでいく、まさに間ノ岳。

    <農鳥岳から朝富士>
20151001dsc01606b_2
 西農鳥岳の展望を満喫し5:50分農鳥岳へ向かう、今日はタイムスケジュールに余裕はない。6:40分農鳥岳山頂3.026㍍、に着く。今回の縦走の最後のピークだ。ここから奈良田まで標高差2.200㍍をひたすら下ることになる。

                                
                                   <農鳥岳から富士山 >
          20151001dsc01614b

7:30分大門沢下降点に着く。広河内岳へ向かう尾根道から直角に曲がり、かつ下る道、雪の季節ここで迷う。今は立派な鉄製の標識が立っている。いたずら心で鐘を鳴らしてみた。澄んだ鐘の音が静けさを破って響く富士山までとどけと祈りながら。

<大門沢下降点からの富士山>
20151001dsc01617b 下降点からしばらく下ると、展望のないが紅葉の樹林帯をひたすら下る、下るだ。10時ころから雨も落ちてきたが、本降りにはならなかった。有り難い。

                            


                                <大門沢下山見納めの秋富士>
 20151001dsc01622b15:20分奈良田にたどり着く、最終バスは15:55分だ。温泉に浸かる時間はない。
 JR下部温泉駅でバスを降り、バスの運転手さんに教えてもらった駅前の”下部ホテル”で入浴をさせてもらった。観光客中心の大型ホテルの17:30という超多忙の中にもかかわらず、快く入浴させてくれた。どこでも大型ホテルは「日帰り入浴16:00まで」の看板が多い。ここはそんな看板立っていない。
 。駅から3分のところにある。雨が降っているのでビニール傘を分けて欲しいと頼むと、備え付けの傘を貸してくれた。駅においておけば、回収すると言う。
 ビジネスマンで混雑する都心を抜けて帰宅する途次、三日間の汗のままでは、いかに身を縮めても通り抜けることは難しくもあり恥ずかくもある。
 多くの方は仕事帰り、こちらは遊びの帰り、下山後の風呂は必須になってる今日この頃だ。甲府駅で携帯電話の電源を入れ、本日帰宅と一報を入れ、19:44分スーパーあずさに乗車無事帰宅、厳しくも、記憶の残る縦走路だった。 
 <追伸>
 そうそう農鳥小屋を1.5時間遅く出たはずの同宿の鳥取のお二人が11:00大門沢小屋で追い越していった。早い早い。
 定年を終えたばかり65歳だという。昨夜LEDランプの灯しびの下で「いい会社に勤めさせてもらった」 と古巣を語っていた。短い言葉だが、人生のすべてを語っている。会社も社員も共にかくありたいと思う。              

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