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2016/01/11

「居場所つくり」書名「もしイノ」岩崎夏海著を読む

書 名「もしイノ」
著 者 岩崎夏海
出版社 ダイヤモンド社

Photo  年末に日経新聞の広告を見た瞬間「もしドラ」の二番煎じか?、と思いました。ところがJR東北線車中の広告に「今度は『もしイノ』テーマは『イノベーション』みつけたのは『居場所』」とありました。おもわずつり革に揺られながら手帳にメモ、「居場所」という言葉が引っかかったのです。今日本を覆っている、そこはかとない居心地の悪さは、多くの人が個人としての居場所を失いつつあるという不安感にあるのではないでしょうか。それは世界を見回しても同じです。
 
イラク、アフガニスタン、シリアと国家という枠組みが崩壊し、その国の人々は居場所を失い、難民として流離っています。さらに年初にはサウジアラビアとイランの国交断絶が宣言され、周辺の小国も追随し全域に戦火の臭いが漂って、人々の居場所ではなくなりつつあります。アメリカ、日本、ヨーロッパと先進国に拡がる貧困でも人々は己れの居場所を失いつつあります。

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「いのちの居場所・居場所のいのち」書名「場の思想」清水博著を読む

書  名 「場の思想」
著者名 清水博
出版社 東京大学出版会

Photo_2<生命の二重性>
 生命科学者である著者はこう記していいます。物質と生命というが、生命とは生物という物的なもののことではなく、「生命とはいのちの活き」のことである、といいます。人間の身体に喩えると、細胞は個々の活きをとおして臓器として活き、臓器は臓器として活くことによって身体としては活く。その身体としての個々人は、身体を活かせることで、家庭人、企業人として活いて(働くではなく)います。「細胞→臓器→身体→家庭」とロシア人形のマトリョーシカのような入れ子の構造になっています一方で「細胞→臓器→身体→企業人」というマトリョーシカでもあります。個々人も家庭も企業もそして地域社会も多様なマトリョーシカを活きているのです。
 さらに細胞を構成している分子原子と遡っていくと、素粒子にいきつきます。その素粒子は粒子性という物的であり波動性という動的なものという二重性をもった存在なのです。

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2016/01/01

明けましておめでとうございます

20160101_3 明けましておめでとうございます。昨年は、原発再稼動、安保法案と日本のこれからを左右する重要な決断が幾つか下されました。21世紀を生きる日本人の方向も定まったように見えます。三蔵法師の智慧と孫悟空の勇気のエネルギーに助けられて、今年も干支の循環を回ります。日本列島に循環の思想の回帰を願いつつ。
 
本年もどうぞよろしくお願いします。

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