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2017/10/25

「時」は未来から現在へと流れている

     <会社盤の上を流れる時間>

20171026

人間にとって「時」とはわかっているようでわからない存在です。「時」そのものが独立して「実体」として存在するものではないからです。必ず「川の流れ」「太陽など天体の動き」、はては「己れの老い」といった客体(環境)の変化をとおして身体で感じているもの、アインシュタインが証明してみせたように、時間と空間は不可分のものなのです。それを言語化することによって意識化すると言語による限界で「時間」と「空間」とに二分して「時」は必然的に客体の変化として言語化することになります。 それは「過去→現在→未来」という意識化の方向、慣性(惰性?)の方向であって、「時」の流れそのものではないのです。今日の明後日は一日経てば明日に、今日の明日は一日経てば今日になるのですから、「時」は未来から現在に向かって流れているのです。

  人間は意識の上では、みな未来に背中を向けて、過去を向いて未来へ向かって後ずさりしているというイメージで生きているのです。未来はいつも眼にみえない、眼にみえる過去から眼にみえない未来に向かって一歩一歩後ずさりしているのです。「時」は「未来から現在へ」を肝に銘じてください。怖くて当たり前なのです。怖くないのは時の流れの本質をわかっていないことの証しです。
 
 その「過去から現在へ」の意識的時間の流れと、「時」の本質「未来から現在へ」の流れのぶつかりあう、合流点が現在であり、そのぶつかって泡立つ現在から、未来へ向かって歩んでいるのが生き物の「いのち」の有り様なのです。

 経営体験でも材料仕入れでは材料単価(コスト)を優先的に考え、生産(投入・完成)では投入と完成の個数のバランス(能率)を優先し、さらに販売では販売単価(P)を意識して売れなかったり、売ることを意識するあまり、営業所在庫不足に陥ってしまいます。「時」の流れの本質は材料倉庫(明後日)→工場(明日)→営業所(今日)の方向、材料仕入れが最も遠い未来のための意思決定なのです。今日とは“今ここ”の現在のことであり、明後日とは“今ここ”の未来のことなのです。イノベーションとは「“今ここ”の現在」から「“今ここ”の未来」へ跳ぶこと、目先の“今ここ”のための意思決定の追われるのではなく“今ここ”の未来のための意思決定を“今ここ”の現在という刹那の時にやっておくことです。“今ここ”の未来のことをやっておかないと、時は未来から現在へと流れてきて経営はにっちもさっちもいかない雪隠詰という状況に陥ってしまうのです。

 

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