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2018/01/04

明けましておめでとうございます(2018年元旦)

20180101明けましておめでとうございます。
 毎々のの賀状です。
 年末に塩野七生さんの「ギリシャ人の物語Ⅲ」が出版され、古代ギリシャの歴史物語が完結しました。今何故ギリシャなのだろうか?、民主政の勃興と成熟そして衰退、それに重なる都市国家アテネの盛衰の様を活き活きと描いています。
 民主政の盛衰と国家の盛衰、その過程で政治家は如何に行動し、有権者は如何に対応したのか。昨年の日本の政治の有り様も写し絵のようにもみえます。最終巻は古代ギリシャの辺境で王政を敷いていたマケドニア王国に現れた青年アレキサンダーの物語。「ローマ人の物語」以来欠かすことなく、年末に一巻ずつ上梓し続けてきた塩野七生さんの持続力は、パワー、エネルギーという表現より以上に我々読者への律儀さというに相応しいようにも思えます。律儀を貫くにも強いエネルギーが必要なのですね。

 最終の第三巻には哲学者にして論理学の創始者アリストテレスの言葉を引用しながらこう著しています。「『論理的には正しくても、人間世界(コトバ・論理の世界)でも正しいとはかぎらない』『知識』と『知力』のちがいを痛感せずにいられない一句である。」と。
... 現代に生きる我々が思いうかべる哲学と異なる、古代ギリシャの哲学の意義として、こう著しています。「哲学とはもともと、知識を得る学問ではなく、知力を鍛える学問なのである。」、「なにしろ哲学そのものからして、自分の頭で考える重要性を教えているのだから。」と。
 「今何故『ギリシャ人の物語』なのか?」答えの一つがこれらの言葉の中にあるように思えます。混迷を深める日本に生きる己れの、自戒を込めて、「知力を鍛え」「自分の頭で考え」ねば、と。年頭から三日坊主です。「・・・ねば」は駄目ですね。「ねば」は。淡々とやらねば。また「ねば」つきました。(苦笑)日々「淡々と」です。
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