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2018/10/27

<「自己責任」と「自己の責任」と>-己れの命は己れで守る-

20181027

ジャーナリストの安田純平さんの救出劇を巡って、またまた「自己責任」なる言葉がマスコミやSNS上を飛び交っている。この言葉を流行らせたのは、小泉・竹中政権だったと記憶しているのだが。

 15年前の2003年8月10日還暦記念にと、赤いちゃんちゃんこを持参して北アルプス裏銀座を縦走した。照れくささも手伝って山頂で三脚を立て、いそいそとちゃんちゃんこを纏ってカメラの前に立った己れを思い出す。初日の烏帽子岳の山頂に真新しい少し華奢な鎖が垂れ下がっていた。鎖の前に立て看板がある。「岩がもろいので『自己責任』で」と書いてある。当時「自己責任」の言葉は反射的に時の大臣竹中平藏さんの顔が浮かんでしまう。「むっと」して思わずシャッターを切った。山小屋に入ると食堂にも「自己責任」の張り紙がある。さらに「むっと」して、泊まるのをキャンセルして、次の山小屋まで3時間歩いた。着くころにはすでに日没が迫っていた。

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2018/10/01

今読む!書名「未来を読む」著者ジャレド・ダイアモンド他

書名「未来を読む」-AIと格差は世界を滅ぼすか-
インタービュー・編-大野和基
著者 ジャレド・ダイアモンド/ユヴァル・ノア・ハラリ/リンダ・グラットン/ダニエル・コーエン
出版社 PHP新書(2018年6月23日初版)
書名「情報の文明学」 
著者 梅棹忠夫
出版社 中公文庫(文庫版1999年初版)
20181001_3 トランプ政権の誕生で分断されつつあるアメリカ社会のその分断が露わになってきたように思う。同じように日本社会でも安倍政権の誕生以来分断されつつある日本社会の分断が露わになりつつある。しかしこの露わになった多様な分断線は、第二次世界大戦の混沌(廃墟)から70年余の帰結なのかもしれない。さらに遡るアメリカ建国以来、日本では明治維新以来の様々な線引きの帰結なのかもしれないとも思う。とすると、”今ここ”の分断線に眼を奪われていても解決策は浮かばない、解決策なんてあるわけがないのかもしれない、唯一の解決策は再びの混沌に戻ることなのか?と思いつつそれでも「よい処方箋はないものか?」と書店の店頭を渉猟してみた。「犬も歩けば棒に当たる」の格言通り本書に当たったのだ。「しめた!」と思った。
 新書であり、インタビューをまとめたものではあるが、著者は、「銃・病原菌・鉄」のジャレド・ダイアモンド、「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリ、「LIFE SHIFT」のリンダ・グラットン、「経済成長という呪い」のダニエル・コーエン、といったすでに日本でも著名な方々、既にこれらの著作を読まれた方も多いことと思う。西欧の碩学の読む「未来とは?」。立ち止まって耳を傾けて、少し遠くの未来を見ておくことは己れ自身の未来の処方箋を考えるうえでも貴重なことではなかろうか。
 サブタイトルには「AI,格差、滅ぼす」気になる漢字も踊っている。AI、人工知能の高度化、IPS細胞、ゲノム編集といった医学分野の高度化は人間社会の未来に何をもたらすのか。

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