2018/01/10

そこはかといない不安はどこから、?

<「生物的実体」と「社会的実体」の絶対矛盾を生きる存在>
20180110
1.生物的実体 
 宇宙誕生の初めビックバンから138億年が経ち、地球が誕生して46億年が経つという、そして微生物が誕生して38億年経ち、人類の祖先が誕生して600万年が経っている。しかしニコラス・ウェイド著「5万年前」によれば、現代人の祖先は5万年前に出アフリカを果たした150人の集団から始まったという。5万年で72億人にまでに増えたのだ。またリチャード・クラインは著書「5万円前に人類に何が起きたか」の中で、で西アフリカで人類の言語をつかさどる遺伝子に突然変異が起きたのも5万年前だと書いているから、ひょっとすると、あたかもモーゼの出エジプトの逸話のように、その人々が紅海を渡った150人なのかもしれない。150人の遺伝子は72億人にまで増殖したことになる。この遺伝子は個体の世代交代を繰り返しながら情報を伝えていく、生物的遺伝子だ。

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2017/10/29

絵本「100万回生きた猫」にみる「お客様第一主義」

 

書名「100万回生きた猫」
著者 佐野洋子
出版社 講談社
   <選び・選ばれる関係>
20171028100 「顧客満足」とか「お客様第一主義」を標榜してはいるものの、なかなか実現できている企業は少ないのです。「『売る』から『買っていただく』と言葉の上では丁寧になり視点がお客様に移ったようにみえるのですが、言葉が変わっただけで、思考は変わっていないのです。お客様第一主義は天動説から地動説への転換、コペルニクス的、質的転換なです。太陽とまでいいませんが、せめて月面に立って地球を見るという立ち位置の転換なのです。絵本「100万回生きた猫」にその転換を垣間みることができます。

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2017/10/25

「時」は未来から現在へと流れている

     <会社盤の上を流れる時間>

20171026

人間にとって「時」とはわかっているようでわからない存在です。「時」そのものが独立して「実体」として存在するものではないからです。必ず「川の流れ」「太陽など天体の動き」、はては「己れの老い」といった客体(環境)の変化をとおして身体で感じているもの、アインシュタインが証明してみせたように、時間と空間は不可分のものなのです。それを言語化することによって意識化すると言語による限界で「時間」と「空間」とに二分して「時」は必然的に客体の変化として言語化することになります。 それは「過去→現在→未来」という意識化の方向、慣性(惰性?)の方向であって、「時」の流れそのものではないのです。今日の明後日は一日経てば明日に、今日の明日は一日経てば今日になるのですから、「時」は未来から現在に向かって流れているのです。

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「いのち」の蛻変をとおして「価値(mPQ)」は生まれる

<蝶々の蛻変と価値創造>
20171127キャッシュフロー全図はキャッシュ(現金)を人間の体内を循環する血液に喩えて、図にしたものです。エクセル教材の資金繰表の一行が変化すれば、瞬時に変化しています。人間の血液は眼に見えない「いのちの活き」でもあります。企業を生き物、経営者、社員等々利害関係者の寿命を超えて生きていく生き物とイメージできるならそこに生き物の「いのちの活き」も見えてくるのではないでしょうか。キャッシュフローを「いのちの活き」という視点から見るとどうみえるのでしょうか。  

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2017/10/21

「内部留保課税」は非富裕層へのリップサービス?、それとも簿記の原理を知らない言説か?

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1.「いのち」に課税できるのか
大企業の内部留保が300兆円と増殖していることからこのところ内部留保課税を掲げる政治家や経済評論家が出現して、様々な意見が噴出しています。ですが、これは賃金減少に苦しむ非富裕層へのリップサービスのひとか、真面目に提起しているとすれば、複式簿記の構造を知らない無知のひとの言説です。図のように複式簿記は4象限になっています。右(貸方の合計と左(借方)の合計は必ず一致するのです。
 
 第一象限には「負債・資本」、第二象限には「資産」、第三象限には「費用(利益処分を含む社外流出)第四象限には収益(売上等)が記載されています。
上下二つに切断して、第一、第二象限を貸借対照表(以下B/S)、第三、第四象限を損益計算書(以下P/L)命名されています。

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2017/10/17

山小屋のブランディング戦略

  <圧倒的なTシャツの品揃え>
20171010dsc04573b 北アルプスに女性に圧倒的人気の山小屋があります。「もう一度泊まりたい山小屋No.1」子供を連れたファミリー登山客が多いのもこの山小屋の不思議です。その名は燕山荘、山小屋から片道30分のところに標高2,763㍍の燕岳があります。宿泊客の多くが山頂を目指すのではなく、燕山荘を目指して北アルプス三大急登の一つと語られる合戦尾根を登るのですから不思議です。槍穂高連峰、裏銀座の縦走路、立山連峰から後立山連峰を見渡す扇の要の位置にある山小屋ですが、登山者の多くはこの眺望は二の次、三の次燕山荘を目指して登るのです。
  

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2017/01/02

明けましておめでとうございます(循環の思想と即非の論理と)

<顧客満足の循環>
20170101今年は酉年とあって、葛飾北斎の八方睨み鳳凰図を左端のスタートに置いてみました。
 ヨーロッパ、中東の混迷は深まるばかり、米国のトランプ大統領の就任で、日本を取り巻く政治、経済の環境も穏やかならざるものがあります。
 どう考えてもこのままでは混迷は深まるばかり、安倍政権も「成長!」「成長!」とエンジン全開ですが、おそらく国家の借金(国民が負う)は増大の一途、さてさて行く末はいかに。
 干支は循環の思想の表れ、そろそろ西欧の二元論を離れ、「森羅万象に神宿る」の循環の思想に思いを致す、最後のときではないかと思います。といってもこの図柄既に干支を二回りしてしまいました。((苦笑)

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2015/10/31

バック・トゥ・ザ・フューチャーに見る現在過去未来(2)永遠の遅れと循環

<図2.永遠の遅れの自覚>
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3.科学的思考の限界を
 縦軸に「相手中心・自己中心」を加えて4象限にしてみた。ここに言う相手とは他者、自己とは自我である。第一象限の「他者と未来」他者の視点から未来を考えるのが戦略の領域だ。右下の第四象限の「自我と未来」、未来を自己中心的に考えるのが、計画の領域だ。人間の 思考が自己中心になることからは逃れることはできない、それが主語述語という言葉で考える人間の思考の限界なのだから。計画はいかに利他の精神で考えても目標であって目的ではない。自己中心なのだ。 計画と実績に差がでる因(種子)がそこにある。
 「過去と自我」過去を自己中心的に考えるのが第三象限、管理の領域だ。計画と実績の差を「何があったんだ」「誰がやったのか、やらなかったのか」差異という結果から原因を因果論的に探すこと終始する。これはお釈迦様のいう「二の矢を継ぐな」だ。原因(犯人)探しをしても、出てしまった差異は埋まらない。差異を埋めるのは、“今ここ”の現在の行動に託されている。
 「過去と他者」相手中心に過去を見直すのが第二象限、分析の領域だ。実は過去の自分は、すでに他者なのだ。思考の上では対象として扱っているのだから。そこにも思考の主体としての己れが存在する。“今ここ”の一瞬の主体としての己れのみ唯一実在なのだ。いかに客観的に他者の立場で振り返っても、そこに他者であるべき過去の己れが介在する。科学的思考といわれる「Plan→Do→Check→Action」の構造とはこの縦軸に「他者中心・自我中心」横軸を「過去・現在・未来」とする四象限の永遠の循環なのである。計画と実績にズレ(差異)が出て当たり前なのだ。ズレの原因は二つだ。科学的思考には思考の主体としての、主語としての己れと、対象としての、述語としての他者とのズレ。一瞬も留まることのない刹那の時のズレである。すべてはその二つのズレによって循環的に変化していく。「P→D→C→A」のサイクルを回すだけでは。このズレは埋まらない。埋まらないズレは種子として未来へ引き継がれていく。いつか縁に出遭って、芽が出て膨らんで花が咲く。その花が自分にとって都合がいいか悪いかそれは咲いてみないとわからない。

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バック・トゥ・ザ・フューチャーに見る現在過去未来(1)未来はいつも白紙

<図1.未来はいつも白紙>
1 1)自分の未来は自分で作る 
 ロバート・ゼメキス監督の名作映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」三部作のパートⅡで主人公のドクとマーティがタイムマシンデロリアンでワープした未来が2015年10月21日だったことから先週はテレビ報道でも話題が広がった。僕には、パートⅢのラストのドクの言葉が今でも強烈に残っている。独身だったはずのドクが妻子を連れて過去から戻ってくる。先に戻っていたマーティは、驚いてドクを問い詰める。「過去を変えてはいけない、過去を変えると未来が変わってしまう」と言ったのではなかったか、と。
 ドクはこう応える「過去にも行ってみた、未来にも行ってみた。結局、未来はいつも白紙なんだ、自分の未来は自分で作る」と。ドクのこの一言を聞いて、監督が、三部作を通してで伝えたかったテーマはこの「自分の未来は自分で作る」の一言に凝縮されているのではないかと思った。

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2015/07/08

「水とお金のアナロジー」

「水とお金のアナロジー」

5月の講座に若い学部生19名が参加してくれました。冒頭にこの講座のテーマ「ビズネス感性を磨く」手始めは「会計リテラシー」そのさらに手始めにと「お金と水のアナロジー」の話をしました。

 経済学者にして哲学のひと岩井克人さんは”人間”は生物的実体と人間的実体の二重構造になっていると喝破しています。前者は“遺伝子”によって継承されていく。後者は”言語・貨幣・法”によって形作られていくので、生物的実体の生死とはかかわりなく社会的実体として継承されていく、後者はミームの一種なのでしょう。

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